医療産業都市に学ぶ

フロンティアサイエンス学部(FIRST)の学生は、主にポートアイランドキャンパスで学びます。

昨年度までは「完全に」でしたが、今年度の1年生からは「主に」です。

というのも、週に一度の『岡本デー』がありますからね。

(岡本デーとは、週に1日、岡本キャンパスで全学的な授業を履修する日のことです。)

 

しかしまあ、専門科目はやはりポートアイランドキャンパスで学びます。

そのポートアイランドキャンパスといえば、このブログでも過去何度も登場した「神戸医療産業都市」。

 

その神戸医療産業都市について改めて詳しく知ることのできる授業が「科学と産業政策」。

神戸市がどのような考えのもと神戸医療産業都市をつくり、そこでどのような基礎から応用さらには産業への「橋渡し研究(トランスレーショナル・リサーチ)」が繰り広げられ、市民のみなさんに還元されるのか、を学ぶ授業です。

 

まあこのように科学を、研究者目線とは違う目線で学ぶわけですが、難しいことを抜きにして見学だけをとってみても楽しい授業です。

 

高松市への航海や、SPring-8での講義・見学などとセットのこのユニークな授業。自分たちが学ぶ拠点について学ぶと言う意味でも、とても大切な機会といえるでしょう。

 

 

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(医療産業都市の歴史や先端研究について学びます。)

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(神戸キメックセンタービルの展望ロビーから医療産業都市の全体像を把握。)

 

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(スーパーコンピュータ京や、現在計画中の後継スパコンの可能性について学びます。)

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(スーパーコンピュータでの演算結果を、3次元で視覚的に捉える神戸大学の施設にて。惑星探査機に使われるイオンエンジンから異音が噴出する様子のシミュレーション、地球内部の対流による地場発生メカニズム予測、火山粉塵の飛散予測など。)


バイブル、といっても聖書のことではありません

フロンティアサイエンス学部(FIRST)にはスチューデントリーダー(SL)がいる、というのは以前に書きましたが、そのSLたちが自主勉強会というか、「自主試験(?)」を行ってくれました。

 

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FIRSTのバイブル(BIBLE)の確認テストです。

 

BIBLEとは、Basic Information Before LEarningの略で、「授業で習うとか考えるとかいう以前に、まず自分で覚えておきましょうよ」という事柄をまとめたもの。

 

FIRSTの学生たちは「大学での学修は暗記ではなく、考えることが重要」と耳にタコができるほど言われていると思いますが、これは決して暗記が不要だというわけではありません。

考えるためには、その拠り所となる基礎的な知識が必要ですからね。

 

ご参考までに、BIBLEの21項目の一部を下に挙げておきます。

 

・ギリシャ文字

 (知らないと、βケト酸とか、ζ電位と言われても戸惑いますよね。)

・SI基本単位、組立単位

 (質量の単位は? 力やエネルギーの単位は?単位がわかれば関係がわかる!)

・単位の接頭語

 (メガは10の6乗、ナノは10の-6乗というあれですね。)

・周期表

 (生命化学科の学生なら、生体内で重要な働きをしている遷移金属くらいはパッと言えないと・・・)

・アミノ酸の構造と名称

 (例えば、正の電荷をもっているアミノ酸は? 生化学から材料科学まで、どんな分野にも欠かせない知識です。)

 

このBIBLE、入学直後に冊子を渡されているのですが、今回、3年生や2年生のSLが「1年生、ちゃんと覚えてる?」と試験をしてくれたわけです。

学生たちによる自主試験なので、私たちは結果は知りませんが、できた1年生もあまりできなかった1年生も、これを刺激にして、2018年は一層の飛躍を遂げて下さいね。


知の交流の祭典・リサーチフェスタ

大学生と高校生がポスター発表を介して交流する「リサーチフェスタ」が、12月23日(土・祝)、甲南大学岡本キャンパスiCommnosで開催されました。

(神戸新聞にも掲載されました。オンライン版記事は「神戸新聞 リサーチフェスタ」で検索して下さい。)

 

甲南大学の大学生・大学院生、そして、主に兵庫県・大阪府下の中・高校生、あわせて約110件のポスター発表がエントリーされ、学部や文理、さらには高大の枠を超えて、互いにこれまでの探求活動や学びの内容、ボランティア活動などについて発表し合いました。

 

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テーマも、人文・社会科学であれば、心の中に関するものから、ビジネスに関するもの、地域社会さらには国際社会に関するものまで、また、自然科学であれば宇宙線や半導体から、細胞、生物個体、医療や環境まで、さまざまな内容が揃い、私たち教員の目から見ても、学問を大いに楽しめる1日となりました。

 

高校生のみなさんには、ポスターの内容だけでなく、甲南大学で学修・研究に取り組む学生たちの姿を直接見ていただけましたし、甲南生のみなさんにとっても、他学部の活動や高校生の探求は大いに刺激になったことと思います。

 

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(発表後の授賞式。『学長賞』受賞者と甲南大学長の記念撮影。)

 

リサーチフェスタは来年も開催の予定です。

高校生のみなさん、甲南生の生の姿と学修・研究内容に触れる機会をお見逃しなく。

もちろん、ポスター発表の申し込みも大歓迎です。


クリスマスツリー点灯

12月も半ばに差し掛かりまして、ちょっと出遅れた感がありますが、フロンティアサイエンス学部(FIRST)の図書室にクリスマスツリーが登場しました。

飾り付けをしてくれたのは、FIRSTの図書委員とレクリエーション委員のみなさん。

どうもありがとう! キャンパスが12月らしくなりました。

 

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一番上の画像が飾り付けの様子です。LED球の長いケーブルを絡まらないようにみんなで持って巻きつけています。

巻きつけるためには、ツリーのまわりを延々とグルグル回らないといけなくて・・・。

みんな、「何かの儀式みたい・・・」という表情になっていますね!

 


卒業生の活躍の紹介 〜神戸市協働プロジェクトに採択〜

フロンティアサイエンス学部(FIRST)1期生の2人(石橋慶洋さんと森正英さん)のチームが、神戸市との協働プロジェクトに採択されました。

「病院までの民間輸送サービス利活用のための仕組みづくり」を担うことになったようです。

詳細は神戸市のホームページをご覧ください。

 

報告してくれた際には、「資本金何億円という企業もプレゼンに来ていたのに、僕ら2人が採択されるとは・・・」と言いながらも、大変充実している様子で、私たちもとても嬉しくなりました。

 

「(FIRSTはプレゼンの授業が多いので)恐らくプレゼンで優位に立てたのと、学生実験で培った分析力が評価されたのではないかと考えております。」と、発言にも大いなる成長を感じます!

 

プロジェクトの展開を楽しみにしています。