日別アーカイブ: 2011年11月5日

一般公開、ご来場有り難うございました。(2)

本日のフロンティアサイエンス学部一般公開では、雨天にもかかわらず、600名を超える皆様にご来場いただきました。ありがとうございました。

至らない点もあったかと思いますが、もし、ナノやバイオに少しでも関心を持って頂けたとしたら、また、公開内容やイベントを楽しんでいただけたとしたら、これに勝る幸せはありません。

前回の「実験体験教室」の紹介に引き続き、「研究展示」「模擬講義」「DNAカードゲーム」「PCで描く!分子構造の携帯待受画像」の模様を画像で紹介させていただきます。

顕微鏡
(顕微鏡でいろいろな生物を観察していただきました。)

BZ

(周期的に色が変わる不思議な反応。原理を解説中です。) 

アルツ

(模擬講義:「アルツハイマー病、早期診断で快適な生活を」。やはり、今回のイベントには、医療に関心をお持ちのご来場者が多いようでした。)

PC1

(PCで描く!分子模型の携帯待受画像: 子供さんはあっという間に、ソフトウェアの使い方をマスターしてしまいます。現在、タウリンの分子構造を描画中。)

PC2

(描いていただいた分子構造は、三次元に変換し、くるくる回転させて、その動画(アニメGIF)を携帯電話に送信させていただきました。携帯電話の壁紙が、自分が描いた分子構造だなんて、ちょっと他にはいらっしゃいませんよ。)

DNAカード

(対戦! DNAカードゲーム: DNAの組み合わせによってアミノ酸を合成してポイントを稼ぐカードゲーム。幼稚園児から大人まで、多くの皆さんにお楽しみいただきました。小さなお子さんは、遺伝子異常カードの出現に「ちょっと怖そう」。)

 理科離れという言葉もありますが、 きょうご来場の子供たちの中には、分子構造の資料を見ながら「周期表全部おぼえた。ランタノイドとアクチノイドはちょっと自信無いけど。(← そりゃ、大学教員でも自信ありません)」という小学生や、「グリニャール反応、知ってる(← 大学の化学で習います)。ほかにも、○○反応、○○反応・・・」という小学生 も。

 このように理科が”超”大好きな小学生から、初めて理科実験に触れる小学生、さらには、理科とは無縁、あるいは遠ざかって久しいという大人の方まで、多くの方々にさらに楽しんでいただけるよう、来年に向けて計画・準備を進めて参ります。

 来年、またのご来場をお待ちしています。 


一般公開、ご来場有り難うございました。(1)

本日のフロンティアサイエンス学部一般公開では、雨天にもかかわらず、600名を超える皆様にご来場いただきました。ありがとうございました。

至らない点もあったかと思いますが、もし、ナノやバイオに少しでも関心を持って頂けたとしたら、また、公開内容やイベントを楽しんでいただけたとしたら、これに勝る幸せはありません。

一般公開の「実験体験教室」の模様を画像で紹介させていただきます。

実験体験

(実験体験教室の会場: 大腸菌培養や細胞移植技術体験などのバイオ系のものから、電子顕微鏡体験などのナノ系のものまで、計7つの実験テーマをご用意しました。)

銀鏡反応

(ガラスを鏡に変える!: 銀鏡反応の化学実験。内側が銀でコーティングされた試験管、子供たちもうまく作ることが出来ました。)

細胞移植2

細胞移植
(細胞移植技術を体感する! : 再生医療に欠かせない、ハイドロゲルと細胞を使った実験を体験していただきました。細胞なんて聞いたことがない、という子供たちも、ぷるぷるしたゲルを見て、本格的な実験装置を触って、実験の雰囲気を楽しんでもらえたかな。)

DNA2

DNA1
(見てみよう、持って帰ろう、自分のDNA! : 頬の内側から細胞をこすり取って、そこからDNAを抽出しました。溶液の中にふわふわと浮いている自分のDNA、皆さん、見えましたか?)

ルミノール
(ルミノール反応で米の鮮度をはかる : 化学発光を使って、新米と古米を見分ける実験をしました。この実験を活かせば、新米偽装も見破れます!?)
HPLC
(ゼロカロリー飲料の成分分析 : 高速液体クロマトグラフィーを使って、ゼロカロリー飲料中の人工甘味料アスパルテームの含有量を測定しました。同じコーラでも、C社とP社ではこんなに量が違うのか! という結果が。この違いが、味の個性になっているのでしょう。)

大腸菌1
(大腸菌の培養: バイオテクノロジーには欠かせない、滅菌操作や植菌操作を体験していただきました。お持ち帰りいただいた寒天入りのシャーレ。数日後にあらためて観察すると、「手のひらって、こんなに菌がいたんだ!」と実感していただけます。) 

TEM

 (ナノの世界を観る: 金(gold)のナノメートルサイズの粒子を作製していただき、それを電子顕微鏡で観察していただきました。真っ暗な部屋で操作する電子顕微鏡・・・ 研究の雰囲気を味わっていただけたのではないでしょうか。)