カテゴリー別アーカイブ: 研究

第1回卒業研究発表会

2月14日、ポートアイランドキャンパス7階のレクチャーホールで、FIRSTの第1回卒業研究発表会が開催されました。

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(大学院生や後輩たちも聴きに来ていました。)

 今年、完成年度(開設してから4年目)を迎えた、つまり、1期生が4年生になったFIRST。当然ながら、卒業論文研究発表会は今回が初めての開催です。

 このポートアイランドキャンパスが完成して、学部がスタートした4年前。いや、もっと前の、このキャンパスの設計や建設の段階から、教職員は、レクチャーホールで学生たちが卒論の成果を発表する姿を想い描いてきました。一期生たちの卒業研究発表、みな感無量です。

 午前10時から、一人7分間の持ち時間で1年間行ってきた卒業研究の成果をプレゼンし、その後、3分間の質疑応答にのぞみました。最後の発表が終わったのは午後5時過ぎという長丁場でしたが、質の高い発表ばかりでしたので長くは感じませんでした。

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卒論3
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(発表の様子) 

記念撮影
(発表後の記念撮影。 撮影間際に誰かが
「『あ』の口で!」と叫んだので、何人か『あ』の口になっています。)

 翌日には、大学院修士課程2年生による修士論文発表会が開かれました。その模様はまた後日に。


取材

在籍する学生が最大限に成長できるよう、特徴ある様々なカリキュラムを取り入れているFIRSTでは、いろいろな研究機関や企業から取材を受けることがあります。今日は、エルゼビアという出版社から受けた大学院の講義(ナノバイオ研究演習1)の取材に関するお話をご紹介します。

エルゼビア社は、オランダを拠点に世界規模で展開する科学系学術誌の大手出版社です。エルゼビア社は多岐にわたる分野の学術誌を発行しているので、我々が研究を進めるためには、エルゼビアから出版されている専門誌からも最新の研究動向を調べる必要があります。

エルゼビア社では学術誌の発行やオンライン購読と並び、数ある専門誌から研究者が必要とする論文を探し出す検索ソフトウェア(Scopus)も開発・販売しています。実は、フロンティアサイエンス学部、研究科でも、このScopusを導入し、活用させていただいています。今回は、大学院のナノバイオ研究演習1について、その講義中でScopusをどのように活用しているか、についての取材でした。

以前のブログでも紹介いたしましたが、ナノバイオ研究演習1は、自分が取り組んでいる修士論文研究以外の新たなシーズを探して、その先行技術を調査し、総説の形で纏め、発表する演習科目です。学生さんたちは、Scopusをその先行技術調査に活用しています。

先行技術を調査するためには、いくつもの機能を駆使しながら文献を検索していきます。
例えば、
◎ 研究に関連する「キーワード」による検索
◎ 引用回数による検索、および、検索結果の並べ替え
◎ その著者に関する先行研究に関する文献検索(著者検索)
などなど。

日頃は渡された論文を読むばかりの学生さんにとっては、Scopusの機能をあまり知らず、検索もうまくいかないこともしばしばで、文献検索をしていく中で必要に迫られ、便利な機能を活用できるようになっていくようです。
このScopusは、研究者の使い勝手をモニターしながら、常に改善が繰り返されているソフトウェアでもあり、年々進化してとても便利になっていっています。今回の取材もフロンティアサイエンス研究科におけるScopusの活用例の他機関へ紹介や、学生さんたちへのインタビューを通じてのScopusの使い勝手の調査が行われていたようです。

最近も新しい機能が増えつつあるようで、我々も取材を通じて教えていただいた新しい機能を今度つかってみようと思います。


今年もFIRSTからサイエンスインカレに出場が決定!

サイエンス・インカレは、文部科学省が主催し、全国の理系大学生に自主研究を発表する場を設ける場として、昨年度から開始されたイベントです。

 昨年開催された第1回大会では、FIRSTからも3年生だった中川雄市君、勢旗志郎君の2名がチームで出場し、ポスター発表を行いました。そして、その発表が評価され、見事、企業賞(日本曹達賞)を受賞しました。

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(昨年の第1回大会の賞状を手にしている中川雄市君と勢旗志郎君)

 第2回大会となる今年もFIRSTの学生たちが出場申請をしまして、審査の結果、以下の学生さんが、3月2日、3日に幕張メッセ国際会議場で行われる本大会へ出場することが決定しました。

4年生 勢旗志郎くん (ポスター発表)
「生物が極限環境で代謝産物を複合的に用いる意義」

4年生 髙木琴味さん (ポスター発表)
「ELISA検出感度向上を目指して ~ベタイン型添加剤を利用した西洋わさび由来ペルオキシダーゼの活性化とその作用メカニズムの解明~」

 勢旗君は、昨年に引き続いて2度目の出場です。

 二人とも全国大会で頑張って活躍してほしいですね。


研究発表会(3年生実験)

1月22日、3年生実験後期の研究発表会が開催されました。

 以前にもお話したようにFIRSTの3年生実験は、テキスト通りに実験を進める所謂「学生実験」ではなく、未知の事柄にチャレンジする研究体験型のプログラムとなっています。前期と後期それぞれ、半年間、3年生実験を受け持つ教員のもとで、週3日、研究を行います。

 テーマも一人一人異なりますので、「自分のテーマ」に思い入れややりがいを感じると思います。論文や特許の関係で、具体的なテーマ名をブログに書くことはできませんが、キーワードを挙げると、カタユウレイボヤ(ホヤ)、細胞内環境、細胞接着、アルツハイマー病、酵素反応、DNAの構造、ペプチド医薬、核酸医薬、環境汚染物質、ナノゲル(高分子)、金ナノ粒子、多孔性有機金属錯体などなど。

 このように多岐にわたるテーマから、前期と後期に別のテーマ、計2テーマを選択して取り組みますので、幅広い経験を積むことになりますね。

 さて、半年間の研究といっても、実質は9月中旬から1月中旬までの4ヶ月足らず。短い研究期間ではありますが、その成果をきちんと纏めて発表をする機会が必ず与えられます。それが22日に行われた研究発表会でした。

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 ポスター形式の発表で、学生それぞれが自分の取り組んだ研究成果について、教員や同級生、先輩・後輩たちにプレゼンテーションをします。

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 学部1,2年生も自分たちの学部でどのような研究が行われているのか、興味津々で聞いていたようです。

 確かにいずれは、自分たちも取り組むことになりますからね。先輩たちの姿勢や水準を受け継ぐのはもちろん、さらに高めていってもらって、FIRSTの良い伝統をつくっていってもらいたいと思います。


ノーベル賞研究に触れる

学生さんが日頃、実験や講義の予習、復習に利用する図書室の一角に新たなコーナーが設置されました。

図書室ノーベル

このコーナーを発案したのは、長濱先生。
図書室を利用する学生さんに最先端の研究を紹介し、早いうちから興味・関心をもってもらうためだそうです。確かに、ノーベル賞は誰もが知っていると思いますが、どんな研究なの?と言われても説明できないものもあったりします。また、その研究って今ってどうなってるの・・・?
写真のようにノーベル賞研究の概要が紹介され、関連図書や最近の特集などがその下の棚に所蔵され、興味があればすぐにその概要を把握することができるようになっています。
さすが長濱先生です。

そして長濱先生の今のイチオシは、ノーベル生理学・医学賞を受賞された山中先生のiPS細胞の研究特集です。長濱先生から一言いただきました。

山中伸弥 京都大学教授が開発したiPS細胞は、医学・生物界に革命を起こし、山中教授には2012年のノーベル生理学・医学賞の栄誉がもたらされました。

そこで、それを記念して、iPS細胞をはじめ、2000年以降のノーベル化学賞、生理学・医学賞、物理学賞の受賞対象研究からいくつかを選び、その研究内容が記載された図書資料をまとめ、簡単な解説文を加えた「ノーベル賞コーナー」をPI図書室内につくりました。この機会に、是非ともノーベル賞研究内容に触れ、そのおもしろさを堪能してください。

さあ、科学にときめけ、若人よ! そして君たちもノーベル賞をめざそう!

長濱0