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「神戸医療産業都市・京コンピュータ」一般公開(10/14)

10月14日(土)、「神戸医療産業都市・京コンピュータ」一般公開が開催されます。

神戸市ホームページ『「医療産業都市・京コンピュータ」一般公開』

キャッチコピーは “年に1度きり!理系に興味があっても、なくても楽しめる!最先端の科学&医療を体験しませんか?”

神戸医療産業都市(ポートアイランド)にキャンパスを構える我々甲南大学フロンティアサイエンス学部(FIRST)も、小学生から大人まで楽しめるさまざまなイベントを用意して、みなさまのご参加をお待ちしております。

 

・実験体験教室

・研究展示

・DNAカードゲーム

・タンパク質の姿をドーム型天井に映してみよう!

・遺伝子解読クイズ「遺伝子暗号の謎を解け」 など

 

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(以前の一般公開の様子です。)

 

詳細は追って公開いたします。

高校生・受験生の皆さん!

FIRSTの教職員や学生もスタッフとして大勢参加していますので、ポートアイランドキャンパスの雰囲気を知る絶好の機会ですよ。

ぜひ、お越しください!


秋期オープンキャンパス直前企画。小学生に聞いてみました! FIRSTの良いところ

まず念のためにおことわりしておきますが、本当に小学生に「甲南大学の良いところはどこやと思う?」と聞いたわけではありません。

自然発生的な会話のなかでのこと。

フロンティアサイエンス学部(FIRST)のある教授の、娘さん(当時小学校低学年)との会話です。

 

(娘)「お父さんの学校のいいところ、私が教えてあげようか?」

(父)「???(小学生からみたFIRSTの特徴って何やろ・・・)」

(娘)「駅から近いところ。ポスターも作ってあげる。」

 

shougakusei poster

 

そうなんです。

FIRST(ポートアイランドキャンパス)は、最寄り駅「京コンピュータ前」から徒歩約4分。

(大急ぎで歩けばポスターのように3分で行けるかな・・・。)

意外に通学には便利な立地なんです。

 

神戸医療産業都市という研究開発ゾーンにありますので、「まわりには何もないんでしょ?」と聞かれることもありますが、最寄りのコンビニは徒歩7分。

コンビニ、意外に近いです。

 

あと、ご参考までにポートアイランドキャンパスの周辺施設をあげると・・・

 

○神戸どうぶつ王国(徒歩4分)

 超人気スポットです。カンガルーファームやペリカンラグーンといったさまざまなエリアがあって、いろいろな動物を見たり、触れ合ったりできます。

○ポートアイランドゴルフ倶楽部(徒歩10分)

 いわゆる「打ちっ放し」ですね。六甲山系に向かってナイスショットすれば気分も晴れやかに。私の打つ球は大阪湾の方に曲がってしまいますが・・・。

○IKEA神戸(徒歩20分) 

 北欧インテリアに興味のある方はぜひ。現地から輸入したスモークサーモンやミートボール(ジャムをつけるのがスウェーデン流)も買えます。

○ポートピアホテル(徒歩19分)

 神戸ポートアイランド博覧会(ポートピア’81)が催されたのが1981年。当時から現在まで、オーバル状の建物はポーアイのランドマークです。最上階レストランのディナーバイキングは神戸の夜景も楽しめてお得です。

○神戸空港(電車利用で13分)

 現在、東京(羽田)、札幌(新千歳)、仙台、茨城、長崎、鹿児島、沖縄(那覇)に飛ぶことができます。ポートアイランドキャンパスからは飛行機の離着陸がよく見えますよ!

○UCCコーヒー博物館(徒歩20分)

 コーヒーの起源・文化や、豆の栽培から私たちの口に入るまでの流れを体感することができます。社長さんが甲南大学卒というご縁もあって、オリジナルブレンドコーヒー「836(ハチサブロー)コーヒー」をつくっていただいています。ちなみにハチサブローとは甲南学園を創立した平生釟三郎先生のことです。

○ワールド記念ホール(徒歩21分) 

 アイドルのライブや神戸コレクション(いわゆるファッションショーですね)、それからプロレスなどのスポーツの会場として有名なホールです。EXILEなどのツアーがあるときは周辺まで人で溢れかえります。

 

 

というわけで、大学生が日常的に遊ぶようなところは、さすがに周辺にはありません。

でも、「京コンピュータ前」から「三宮」までポートライナーで14分ですからね。

大学ではよく学び、帰りにはよく遊ぶ、というメリハリのついた生活を送るには、絶好のロケーションといえるでしょう。

「学校帰りに、先輩後輩と一緒にボルダリングに行ってきた」なんていう学生たちの会話を聞くと、「ああ、都会の大学だなあ」と思いますね。


ポートアイランド(が)キャンパス(2)

先日こちらの記事でご案内した理化学研究所のシンポジウムですが、その1週間後(9/29)にも別のシンポジウムがあります。

 

「超微細画像データを活用した健康科学の新時代」

超微細画像シンポ

PDFはこちら

 

それまで見えなかったものが見えるようになるというのは、科学の世界を一変させる大進歩で、それは医療・診断や健康科学の分野にも言えることですね。

 

ちょうど先週(9/12)、授業でSPring-8を見学させていただき、生体イメージングの話を伺ってきたところですので、その授業を受講していた学生は、ぜひ聞きにいくといいですね。

 

私たちの学部(フロンティアサイエンス学部生命化学科)は、ナノやバイオなど、幅広い分野からいくつかを選択して融合的に学ぶ、というコンセプトのカリキュラムになっていますが、融合が大切だということが、このシンポジウムを見てもおわかりいただけると思います。

一目見ただけでも、対象(生物)× 画像撮影装置(物理) × 画像処理(情報)などの分野の融合で成り立っている、ということがおわかりいただけるのではないかと思います。


サイエンス島、今だけアート島 〜港都KOBE芸術祭〜

今年、開港150年をむかえた神戸。

ブラタモリなど、いろいろなテレビ番組でも取り上げられているので、神戸にお住まいでない方も「開港150年」だということは、ご存知なのではないでしょうか。

では、150年って何から数えて150年か、ご存知ですか?

神戸港の起源は「大輪田の泊かな? でもそれって平清盛だから平安時代?」と考えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが(私のように)、そもそも平清盛は大整備を行ったのであって、そのずっと前から大輪田の泊はあったそうです。

では、150年前には何が起こったのか。

150年前は慶応3年=明治元年ですね。

つまり、外国に向けて港を開いてから150年、ということなんだそうです。

 

さて、その150年を記念してさまざまなイベントが行われていますが、私たちのいるポートアイランドにも関係が深いのが、港都KOBE芸術祭。

ポートアイランド北公園や神戸空港に芸術作品が展示されているんです。

 

O2ひまわり

(O2 ひまわり/Thank-You Presents to Oxygen)

 

借景神戸港

(shakkei – kobe port)

 

ポートアイランド北公園は夜景スポット、釣りスポットとしても有名なところ。

神戸らしく、異人館もあります。

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芸術祭は9/16〜10/15。

秋のオープンキャンパスの日(10/1)は、ちょうど開催中です。

高校生・受験生のみなさん、ポートアイランドキャンパスにお越しの際に立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。


2度あることは3度ある?

(この記事は、こちらこちらから続く内容になっています。)

 

嵐を呼ぶ男・川上教授のフィールドワーク型授業。

第3弾は・・・

9月12日、大型放射光施設(SPring-8)を見学させていただき、敷地内の放射光ナノテクセンターで兵庫県立大学の篭島靖先生の講義を拝聴いたしました。

 

で、まず、大事なとこ。

台風は来ませんでした。無事に授業が成立し、ホッとしました。

というのも、大学の規則で「暴風警報が出たら安全上の理由で授業はナシ」になるのですが、今回のような場合、問題はその代講です。

代わりの日にやるといっても、先方様もうちの学生も、別の日に丸一日時間を空けるというのはほぼ不可能ですので、今回、無事に開講できてよかったなあ、と思っているわけです。

しかし・・・。

さすが(?)は嵐を呼ぶ男・川上教授。

嵐を呼びました。大雨警報です。

 

41456626 - bad weather driving poor view caused by heavy rain and spray water

(イメージ画像です。)

 

当日の朝、大雨のためJR神戸線が遅延し、授業開始が遅くなってしまいました。

おそるべし川上教授!

 

さて、無事に行われた授業のその内容ですが、放射光に関する基礎知識について講義を受けた後、SPring-8を見学させていただきました。

 

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光(電磁波)を使って物質の構造や性質を調べる実験は、生命化学分野でもお馴染みですが、日頃扱う実験装置とはスケールが違います。

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SPring-8の蓄積リング棟内部。

リングといっても全長1.5km。

その中で、ほぼ光の速さまで加速させた電子を磁石で曲げた時に発生する「放射光(X線)」を使って、今まで見えなかったものを原子レベルで見ることができる施設です。

 

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X線自由電子レーザー施設(SACLA)。

位相がきれいに揃ったX線を発生・利用することができる施設で、タンパク質などの分子の原子レベルの動きを観察することができます。

 

朝から18時までの集中講義。

篭島先生をはじめ放射光ナノテクセンターのみなさま、どうもありがとうございました。

 

午後からは青空も見えて、SACLAの出入口からは西播磨の美しい景色。

 

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というわけで、川上教授の「嵐を呼ぶ男シリーズ(?)」は今回でおしまいです。