月別アーカイブ: 2017年8月

嵐を呼ぶ男! 川上教授

神戸大学実習船・深江丸で高松港に行くフィールドワーク型授業「科学と産業政策」が台風の影響を受けたことは先日ご報告した通りですが・・・(こちらこちらの記事をご覧ください。)

その深江丸に乗船していた川上教授が担当する、もうひとつのフィールドワーク型授業「エリアスタディーズV」も、台風の影響をもろに受けてしまったようです。

エリアスタディーズVは、シンガポールの国際的に有名な大学や研究機関を訪問し、プレゼンなどを介して、現地の教授や研究者、学生たちと交流を深める授業。

川上教授によると、23日に香港経由で帰国する予定だったのが、台風の香港直撃により1日半の間、足止めをくらってしまったとのことです。

 

IMG_0735のコピー

(川上教授から送られてきたスマホのスクショ。)

 

でもともかく、みなさん無事に帰国されて教員一同ほっとしました。

現地での研究・教育機関での活動の様子は改めて詳しくご報告するとして、今回はちょっとだけ。

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(初日の実験: 午前中にみっちり講義を受けて、今からマウスとラットの実験です。by 川上教授)

 

 

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(マリーナベイ・サンズから: 下に見える花のような建物がArt Science Musiumです。土曜日はここを見学したのち、自由行動になりました。対岸にマーライオンが小さく見えます。by 川上教授)

 

それにしても、2週間ほどのあいだに授業が2回も台風の影響を受けるなんて、よほど台風に愛されているのか、それとも川上教授の方が台風を追いかけているのか・・・。

次回、嵐を呼ぶ男・川上教授のフィールドワーク型授業は9月12日(火)(もう1回あるんです・・・)。

大型放射光施設SPring-8(兵庫県佐用郡)での見学と講義です。

 

 

天気予報から目が離せませんね!

台風、来るなよ、ぜったい来るなよ。


科学の最前線に触れる! 〜サイエンスライブチケット〜(1)

フロンティアサイエンス学部(FIRST)では、他大学や企業の方々を講師にお招きする講演会を「サイエンスライブチケット」と名付け、学生たちにも1年次から気軽に「科学の最前線」に触れる機会をもってもらうことにしています。

普通、このような専門的な内容の講演会は、4年生以上になってから研究室の先輩に連れて行かれるものだと思いますが、「サイエンスライブチケット」は自分たちの「マイラボ」のすぐ上でやっていますので、好奇心さえあればふらりとのぞいて聴講することができます。

 

8月1日のサイエンスライブチケットでは、二人の講師をお招きしました。お一人目は龍谷大学理工学部物質化学科の富崎欣也先生で「ペプチドを味方に、ナノ材料合成に挑む!」

というタイトルで講演いただきました。

富崎先生

 

二人目は甲南大学大学院フロンティアサイエンス研究科特別研究員の浜田芳男先生で、「アルツハイマー病克服を目指したメディシナルケミストリー」というタイトルで講演いただきました。ちなみにメディシナルケミストリー(医薬品化学、創薬化学)は、薬をつくるための化学です。

浜田先生

 

1年生には難しかったかもしれませんが、2年生以上だと学生実験でも「ペプチド」は馴染みのある分子ですので、授業や実験の内容と講演の内容が良くリンクして理解も深まったのではと思います。

 

この日はさらに、両先生に審査委員になっていただき、4年生以上の学生によるポスター発表会も行いました。

普段仲の良い友達や先輩がどんな研究をしているかは知っていても、真剣にお互いの研究内容を議論する機会というのは、同じ研究室にいない限り、なかなか無いのではないでしょうか。

夏休みに入っているにも関わらず、FIRSTの全4フロアから学生が参加し、発表時間の最後まで熱く討論する姿が見られました。

来年もまたこのような機会があるとよいですね。

 

次回、審査結果や受賞者のコメントを紹介します。

 

(フロンティアサイエンス学部 臼井健二)


硯水コミュニケーション Café

9月11日(月)に開催される「硯水コミュニケーション Café 」。

フロンティアサイエンス学部(FIRST)の西方敬人教授と4年生増田真鈴さんが日本酒の健康成分・アミノレブリン酸(ALA)についてお話しします。

 

4995339 - sake on bamboo tray with bottle

(画像はイメージです。)

 

第1回硯水コミュニケーション Café:

灘の酒文化を考える ーー 人と技術が交差する時空間

 

日時: 2017年9月11日(月)16:00~19:00

会場: 甲南大学西宮キャンパスCUBE(阪急西宮北口駅 南側徒歩3分)

概要: 面白い話題の提供と飲み物を片手に気軽に語り合える場

プログラム(予定):

1.  16:00~    

 新規健康成分「アミノレブリン酸(ALA)」とは?

 甲南大学フロンティアサイエンス学部 4年生 増田真鈴

2.  16:40~

 日本酒がアミノレブリン酸(ALA)を非常に多く含有する理由についての試験と考察

 甲南大学フロンティアサイエンス学部 教授 西方敬人

3.  17:20~

 日本酒の特徴的な醸造技術と灘の酒文化

 剣菱酒造株式会社(未定)

4.  18:00~

 日本酒の試飲および軽食、そして雑談と交流

 (ご協力 剣菱酒造株式会社)

5.  19:00~20:00頃

 残心

「19時で中締めといたしますが、その後、しみじみと会の余韻を楽しみながら、がやがやとよもやま話に花を咲かせる時間としたいと思っています。また、プログラムは変更になる可能性があります。」(by 西方教授)

 

というわけで、高校生・受験生のみなさんには、不適切(?)な案内ではありましたが、「甲南大学ではこういうこともやっているんだよ」ということで情報提供をさせていただきました。

高校生・受験生の保護者のみなさまには、通常の説明会やオープンキャンパスでは知ることのできない大学の一面に触れていただけるのではないか、と思っております。

ぜひご参加下さい。

参加費は無料です。

 

*硯水(けんずい)・・・1) 軽い食事。2) 三食のほかに飲食すること。また,その飯・餅・酒など。3) 酒の異名。(大辞林より抜粋)

 


神戸ハーバーランドumieで医療産業都市をPR

8月19日(土)、神戸ハーバーランドumieで、『ワークショップ(実験教室)』&『展示(蛍光色素を光らせてみよう)』を行いました!

 

当日、お越しくださったみなさま、どうもありがとうございました。

 

けーびっくりランド_

 

実施した内容を簡単にご紹介します。

 

『ワークショップ(小学生対象実験教室)』

ベロウソフ・ジャボチンスキー反応といって、一定時間毎に繰り返し色が変わる不思議な化学反応を観察していただきました。

また、紫芋の抽出液を、レモン汁やせっけん水といった身の回りの液体に加えて色の変化を観察したり、紫芋の抽出液を染み込ませたろ紙にレモン汁で絵を描いたりしていただきました。さらに、鉛筆の芯に電池をつないで、電気分解を利用して絵を描く実験も!

 

『展示(蛍光色素を光らせてみよう)』

紫外線ランプをあてて、さまざまな色に光る蛍光色素を観察していただきました。溶液の色とは違う色の光を発する意外性が、楽しいですね。

蛍光色素の応用に関する展示では、がんやアルツハイマーなどの診断ができる蛍光色素を光らせてみて、どのように「異常」を見つけられるのかを観察していただきました。

 

なお、このイベントは、小さなお子さまとそのご家族に神戸医療産業都市(ケービック (KBIC) =KOBE Biomedical Innovation Cluster)の活動を知っていただこうという狙いのPRイベント『ケービックリ!ランド』の一環として実施いたしました。


お盆休み中の1コマ

お盆の間は事務室も閉まり、夏休み中も何かと人影の多いポートアイランドキャンパスも、この期間は、ほとんど空っぽになります。

チャンス! とばかりに活躍していただくのが清掃スタッフのみなさん。

居室のカーペットや実験室のタイルのクリーニングに加えて、こんなところも・・・

 

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(この画像は3F付近に降りてこられたところですが、最上階は7Fですからね。)

 

高所恐怖症のブログ管理人には、とても真似できない作業です。

おかげで窓もピカピカになり、大感謝です。

が・・・。

窓の近くで外に背を向けて座っている私・・・。

急に背後に人がブワッと現れるので、いつも心臓が止まりそうになるんですよ。

今回もガラス清掃日だとわかっていたのに、やっぱりフリーズしてしまいました(笑)。