月別アーカイブ: 2011年8月

夏期オープンキャンパス、ご来校ありがとうございました(1)

昨日と本日の2日間、オープンキャンパスを開催致しました。
暑い中、多くの方々にご来場いただき、ありがとうございました。 
その模様を3回にわけて、画像を中心にご報告いたします。 

1)学部説明会

OC2011S_学部説明2
 (ナノやバイオの先進テクノロジーに取り組むことによって、化学/生物の基礎から、実験技術、思考力、プレゼンスキルまで、社会で求められる総合的な力が身につきます。)

OC2011S_学部説明3
(FIRSTの特徴のひとつは、入学定員35名という少人数体制!)
2)実験体験講座−生物編

OC2011S_生物実験2
(実験体験講座では、少人数体制の実験授業の雰囲気も感じていただきました。)
 
OC2011S_生物実験
(自分の口腔粘膜の細胞を染色して観察!)

3) 3年生による研究発表

OC2011S_研究発表
OC2011S_研究発表2

(3年生が、前期に行った研究について紹介しました。各学生がテーマを選択し、バイオ、細胞、新素材、創薬、環境など、さまざまな分野の最先端に取り組んでいます。)

4)遺伝子暗号の謎を解け 

OC2011S_遺伝子暗号
OC2011S_遺伝子暗号2
(ポートアイランドキャンパスのシンボル、巨大DNAモデルを使って、遺伝子翻訳の基礎を軽く勉強。さらに、このDNAモデルに隠された遺伝情報を解き明かしていただきました。)

 
5) カフェテリアからの眺め

OC2011S_眺望
(2日間とも好天に恵まれたため、7階のカフェテリアからは明石海峡大橋や淡路島などの眺めをご覧いただくことができました。)

 
次回につづきます。 


小学生も楽しく実験♪(御影クラッセ)

7月30日(土)は、御影クラッセにて「御影クラッセと甲南大学のコラボ、夏休みサイエンス教室」という小学生向けのイベントが御影クラッセでひらかれました。先週にも簡単に紹介しました。

実験内容は「おいしいお米が光る! 光で見分ける食品の鮮度」でした。

日本は安全な国。よく耳にすることです。治安もそうですが、「食」に関しても世界中から安全と認識されてきました。ところが、数年前に起こった「偽装牛肉コロッケ事件」によってその安全神話も崩壊してしまいました。食品のラベル表示を信用する日本人の気質を悪用した事件でしたが、逆に食に対する検査というものが重要性を増してきました。皆さんも最近は、買い物の時、店頭に並んでいる食品に対しても安全かどうかよく吟味されていることと思います。

食品の鮮度を見分けるのは、古くから伝え聞くことが多くあります。例えば、バナナなどは古くなると黒く着色しますし、桃やメロンも柔らかくなって、変色します。魚は触った感触で弾力が失われ、目が白く濁るなど、人間の五感を駆使すれば、食品の鮮度を見分けることは何とかできます。しかし、日本人の主食である「お米」はどうでしょう? 皆さんはお米の鮮度をどう見分けますか?
身近な食べ物ですが、古くなっても、見た目も臭いも触った感触も違いがなく、鮮度を調べる方法は全く知らなかったりします。

今回の実験では、ルミノール発光という化学反応を利用して、お米の鮮度をルミノール発光の光の強さとして調べました。

新しいお米はよく光り、古いお米の光り方は弱い、それで間接的にお米の鮮度を測る方法ですが、小学生にしてみれば、実験できること、光ることがおもしろいようで、「あっ、光ったよ!」「何分光り続けるんやろ?」など、お米の鮮度のことはさておき、試薬を加えて試験管内が青白く光ること自体が楽しかったようでした。科学の醍醐味は、不思議と思うこと、そして、実験が楽しいと感じることです。これをきっかけに将来の研究者が生まれるとよいものです。

クラッセ2

クラッセ3クラッセ1

(アシスタントとして小学生を指導する学部2回生の澤田さん(左)と石川さん(右))