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ポートアイランドキャンパスの桜

フロンティアサイエンス学部1期生が卒業時に贈ってくれた桜が、今年も見事に満開。

1期生のみなさん、ありがとう〜。

なお、9年前の記念植樹の様子は【こちら】

植樹当時は幹と枝だけの状態でしたが、今やキャンパスのシンボル的存在になりました。

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(4月4日撮影 ポートアイランドキャンパス正面)


卒論・修論発表会を終えて

卒論・修論発表会のあとは「お疲れ様会」が催されるのがフロンティアサイエンス学部(FIRST)の伝統です。

 

誰がお疲れ様なのかって?

 

昔は「先生、お疲れ様でした。ありがとうございました。」と、卒業生・修了生が謝恩会を用意したものですが、新しい学部であるFIRSTは学生が主役(?)。

 

学部3年生が卒業生に「お疲れ様!」、大学院修士課程1年生が修了生に「お疲れ様!」という趣旨の会なんですね。

 

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(お疲れ様会では「後輩が選ぶ優秀発表賞」の発表なども。)

 

これはちょっと、私たち教員がFIRSTの学生を羨ましく思っているところです。

自分たちの学生時代、特に学部生時代には、学年をまたいだ学生間のつながりなんて、まったくなかったですからね。

 

Bingo

(ビンゴゲームに続いて、修士過程1年生から修了生への記念品贈呈。)

 

FIRSTでは、マイラボという学生スペースに1年生の時から自分の専用デスクがあるんですね。

席の配置は学年混合になっているので、先輩・後輩が一緒に遊びに行ったり、勉強や実験の面倒を見たり見てもらったり、ととても仲がいいんですよ。

 

今日の夜は3年生主催の卒業生の「追いコン」。

これも、学部開設2年目から続く、FIRSTの伝統ですね。


絶対に落とせない!

今年度もあと約2ヶ月。

今年度ほど将棋が注目を集めた年も珍しいのではないでしょうか。

藤井4段が名人を破ったり、それから何と言っても羽生竜王の永世7冠達成ですね。

そんな将棋界で年度末になると話題になるのが、「昇級」と「降級」。

名人戦・順位戦の成績によっては、来年度戦うクラスが変わる可能性があるわけです。

一番上のクラスにいないと名人に挑戦することはできませんし、一番下のクラスで「降級」になると、名人位を狙うという意味では実質的に引退です。

「昇級」や「降級」が掛かった対戦は、落とせない星をかけた戦いですね。

 

フロンティアサイエンス学部(FIRST) でも来週から「落とせない戦い」が始まります。

定期試験です。

 

卒業や留年がかかっていたり、目指す研究室に入るために良い成績を収めたいという学生さんにとっては、まさに落とせない単位をかけた戦い。

いや、試験は来週からですが、戦い(試験勉強)はすでにみんな始めていて、この週末は最後のチェック作業・・・だといいんですが。

 

我々も、みんなに単位をとって欲しい。

でも、試験を易しくするわけにはいきません。

というわけで、我々にできることは徹底サポート。

 

学生さんの声があれば、質問に答えたりリクエストに応えて解説を繰り返したりする「キャッチアップセミナー」を開催します。

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一昨日にも「有機電子論」のキャッチアップセミナーが開催されていました。

参加は自由ですが、「絶対に落とせない!」と気合の入っている(?)学生さんが集まって熱心に解説に耳を傾けていました。

 

ちょっと覗かせていただきましたが、有機化学の基礎をきっちりと身につけられる内容。

創薬であれ化粧品であれ、将来、化学で何かを作り出したい、と思っている学生さんには必須の内容ですね。

単位を取ることはもちろん大事ですが、将来役に立つことを身につけるという意味でも、みなさん頑張ってくださいね。


元日の過ごし方

学生さんたちは年末年始、親戚の家でおせち料理を食べたり、地元の友達と初詣に行ったり、シリーズものの映画を連続で見たり、遠くに旅行に行ったり、いろいろな過ごし方をしたようですね。

 

そんな、写真を見せてもらった中で、一番印象に残ったのがこちら。

 

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自転車が趣味の1年生が、数十キロ走って学校まで来たそうです。

 

元日の朝8時にキャンパスに来るなんて、何かすごく秘めたものを感じざるを得ません。

何かはわかりませんが、とにかく期待してるよ、Y君!

 

同じ日ではないそうですが、岡本キャンパスの友人たちと六甲山などにツーリングに行っているそうです。

 

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なぜ、きつい坂を登るのか?

答えは「下り坂が好き」だからだそうです。

なるほど。

NHKの自転車ツーリング番組でも「人生、下り坂最高!」と言ってますもんね。

 

さて、受験生の皆さんは、もう少しだけ上り坂を頑張ってくださいね。

上り切った後の気分はきっと最高ですよ。

あっ、でも、入学してから「下り坂最高!」を満喫し過ぎると、4年で卒業できなくなりますからほどほどに、ね。


バイブル、といっても聖書のことではありません

フロンティアサイエンス学部(FIRST)にはスチューデントリーダー(SL)がいる、というのは以前に書きましたが、そのSLたちが自主勉強会というか、「自主試験(?)」を行ってくれました。

 

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FIRSTのバイブル(BIBLE)の確認テストです。

 

BIBLEとは、Basic Information Before LEarningの略で、「授業で習うとか考えるとかいう以前に、まず自分で覚えておきましょうよ」という事柄をまとめたもの。

 

FIRSTの学生たちは「大学での学修は暗記ではなく、考えることが重要」と耳にタコができるほど言われていると思いますが、これは決して暗記が不要だというわけではありません。

考えるためには、その拠り所となる基礎的な知識が必要ですからね。

 

ご参考までに、BIBLEの21項目の一部を下に挙げておきます。

 

・ギリシャ文字

 (知らないと、βケト酸とか、ζ電位と言われても戸惑いますよね。)

・SI基本単位、組立単位

 (質量の単位は? 力やエネルギーの単位は?単位がわかれば関係がわかる!)

・単位の接頭語

 (メガは10の6乗、ナノは10の-6乗というあれですね。)

・周期表

 (生命化学科の学生なら、生体内で重要な働きをしている遷移金属くらいはパッと言えないと・・・)

・アミノ酸の構造と名称

 (例えば、正の電荷をもっているアミノ酸は? 生化学から材料科学まで、どんな分野にも欠かせない知識です。)

 

このBIBLE、入学直後に冊子を渡されているのですが、今回、3年生や2年生のSLが「1年生、ちゃんと覚えてる?」と試験をしてくれたわけです。

学生たちによる自主試験なので、私たちは結果は知りませんが、できた1年生もあまりできなかった1年生も、これを刺激にして、2018年は一層の飛躍を遂げて下さいね。