バイブル、といっても聖書のことではありません


フロンティアサイエンス学部(FIRST)にはスチューデントリーダー(SL)がいる、というのは以前に書きましたが、そのSLたちが自主勉強会というか、「自主試験(?)」を行ってくれました。

 

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FIRSTのバイブル(BIBLE)の確認テストです。

 

BIBLEとは、Basic Information Before LEarningの略で、「授業で習うとか考えるとかいう以前に、まず自分で覚えておきましょうよ」という事柄をまとめたもの。

 

FIRSTの学生たちは「大学での学修は暗記ではなく、考えることが重要」と耳にタコができるほど言われていると思いますが、これは決して暗記が不要だというわけではありません。

考えるためには、その拠り所となる基礎的な知識が必要ですからね。

 

ご参考までに、BIBLEの21項目の一部を下に挙げておきます。

 

・ギリシャ文字

 (知らないと、βケト酸とか、ζ電位と言われても戸惑いますよね。)

・SI基本単位、組立単位

 (質量の単位は? 力やエネルギーの単位は?単位がわかれば関係がわかる!)

・単位の接頭語

 (メガは10の6乗、ナノは10の-6乗というあれですね。)

・周期表

 (生命化学科の学生なら、生体内で重要な働きをしている遷移金属くらいはパッと言えないと・・・)

・アミノ酸の構造と名称

 (例えば、正の電荷をもっているアミノ酸は? 生化学から材料科学まで、どんな分野にも欠かせない知識です。)

 

このBIBLE、入学直後に冊子を渡されているのですが、今回、3年生や2年生のSLが「1年生、ちゃんと覚えてる?」と試験をしてくれたわけです。

学生たちによる自主試験なので、私たちは結果は知りませんが、できた1年生もあまりできなかった1年生も、これを刺激にして、2018年は一層の飛躍を遂げて下さいね。