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今週末は春期オープンキャンパス

今週末、4月10日(日)は春期オープンキャンパス(岡本・ポーアイ・西宮の3キャンパス同時開催)です。

「実験体験講座(DNA解析技術を体験しよう)」で生命化学のおもしろさに触れたり、「キャンパス見学」で在学生から研究室について話を聞いたり、そのほか、学部紹介や個別相談など、フロンティアサイエンス学部を知り尽くす絶好の機会ですよ!

あと、秋入試である公募制推薦入試の対策講座も。

入試対策に、始めるのが早過ぎるということはありません。特に「課題探究力評価型」は、高校で頑張ってきた課題探究活動がどのように生かせるか、要チェックですよ。

高校生・受験生のみなさん、ぜひ、甲南大学にお越しください。

なお、次の点にご注意ください。

1)オープンキャンパスは事前申し込み制です。申し込み期間は7日(木)までです。(https://ch.konan-u.ac.jp/event/open-campus/2022spring/)

2)フロンティアサイエンス学部のイベントは、学部のあるポートアイランドキャンパスと、メインキャンパスである岡本キャンパスの両方で開催しています。

3)「実験体験講座」「キャンパス見学」「公募制推薦入試対策講座」は、ポートアイランドキャンパスのみのイベントです。

キャンパス見学イメージ

(在学生によるキャンパス紹介(実験装置の紹介)のイメージ)


一般公開(10月14日)イベントタイムスケジュール公開中!

今週末の土曜日(10月14日)に開催される、医療産業都市・京コンピュータの一般公開。

ポートアイランドにある医療産業都市関連の研究機関や企業、そして大学が、見学、講座、体験など、さまざまなイベントを用意いたします。

内容が非常に盛りだくさんの1日ですので、ぜひ事前に、全体のイベントタイムスケジュールをご覧の上、作戦を立てて、いらしてくださいね。

一般公開イベントタイムスケジュール

 

われわれフロンティアサイエンス学部(FIRST)も、実験体験講座(9種類のテーマからお選びいただけます)をはじめ、計6つのイベントを用意。

先週あたりから、教員と学生が準備と予行演習に励んでいる姿がキャンパス内でよく見られます。

 

こちらは実験体験講座のテーマの一つ。炎色反応ですね。

 

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花火にも応用されているカラフルな炎を観察して楽しみながら、最後は、炎の色から金属イオンの種類を特定するゲーム的要素もあるテーマです。

 

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笑顔の中にも緊張感があるのは、先生から「もし金属イオンを特定できなかったら、大学生としてバイト代を満額受け取る資格なし。よって半額没収。」ということになっているのだとか。

もちろん冗談ですが、きっと真剣味が増したのでしょう。バイト代半額を賭けた実験、見事、正解できたようです。

 

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実験体験講座は、当日、現地(甲南大学ポートアイランドキャンパス2階、210講義室)にて受付が必要です。

各テーマに定員がありますので、お早めにお越しください。

 

なお、お越しの際は、平成29年度 神戸医療産業都市・京コンピュータ 一般公開のHPから、ポートライナーの割引乗車券が購入できるチラシがダウンロード可能ですので、忘れずに!(数量限定のようです。)


夏期オープンキャンパス 実験体験講座のご案内(2)

前回に引き続き、夏のオープンキャンパスで実施する実験体験講座のご紹介。今回は『化学テーマ』です。

 

さて、ビーカーに水が入っています。

その水にグルコース(ブドウ糖)が溶けているかどうかを、機械・装置は使わずに調べなさい、と言われたらあなたはどうしますか?

45812061 - lab flask on white background

 

舐めてみる? 正解。

においを嗅いでみる? うーん、グルコースは無臭ですね、残念。

水を蒸発させて固体が残るかどうか確かめる? 正解。

指につけてねちゃつくかどうか調べる? 濃ければわかりそうですね。

 

これらはいずれも、五感に頼った方法ですね。非科学的な感じがするかもしれませんが、五感はとても優れたセンサーなので、どれもすばらしい方法です。

ただ、固体が残ったり粘性が高かったりしても、それがグルコースだと断定することはできません。

また、触ったり舐めてみたりするのは、危険を伴う可能性がありますので、できれば目で見るだけで判断したいところです。

化学が得意な方は「フェーリング反応」「銀鏡反応」など、見た目で判断できるにわかりやすい変化が起こる反応を思いつかれたかもしれません。

ただ、これらの反応も・・・グルコースの還元性を利用しているので、変化が起こったとしても、水に溶けているのがグルコースなのか他の還元性物質なのかは判断ができません。

そこで、酵素です。

酵素は基質特異性といって、特定の物質(基質)とのみ反応するという性質をもっています。この性質を利用して、特定の物質(基質)があるかどうか、その濃度はどのくらいか、を調べることができます。

つまり、酵素に「色がつく」反応をやらせてみれば、「色がつけばグルコース(基質)がある」と判断できるわけです。

実験体験講座ではこのような原理で、グルコースの濃度を「色」や「光」で調べる実験をしていただきます。

実際の診断(血糖値)や食品分析にも使われている方法です。

化学テーマ「酵素反応を色で視る『食品分析・医療診断技術』を体験!」、ぜひご参加下さい。

(夏期オープンキャンパスは7月16日(日)と8月6日(日)に開催します。)

27924229 - scientist using a pipette26012806 - laboratory woman examining a 96 well microplate in hand

(画像はイメージです。)

35266369 - luminescence16174235 - rice plant

(時間に余裕があれば、玄米など、食品中のグルコースも分析します。)


夏期オープンキャンパス 実験体験講座のご案内(1)

甲南大学の夏期オープンキャンパスは7月16日(日)と8月6日(日)に開催!

ここポートアイランドキャンパスでも、フロンティアサイエンス学部(FIRST)の魅力を知っていただこうと、いろいろなイベントを用意しています。

さて、その中でも、「FIRSTでの学びを体感したい!」という方にぴったりなのが、実験体験講座。

実験体験講座は『生物テーマ』と『化学テーマ』を用意。どちらも2回開講(午前・午後)しますので、例えば午前は『生物テーマ』、午後は『化学テーマ』と、両方を体験していただくことも可能です。

 

生物テーマ「遺伝子やタンパク質の分析技術『ゲル電気泳動実験』を体験!」

17766138 - loading of pcr samples in numbered plastic tubes27752010 - woman hand loading samples into  gel for electrophoresis17117219 - build a gel electrophoresis chamber21361915 - scientist checks results of western blot experiment

(画像はイメージです。)

 

ゲル電気泳動は、遺伝子やタンパク質の分析をするには欠かせない実験技術ですね。詳しくはこちら(ゲル電気泳動の学生実験)をご覧ください。

 

化学テーマ「酵素反応を色で視る『食品分析・医療診断技術』を体験!」については、次回ご紹介しますね。