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水曜と木曜は2年実験の日(2)

「水曜と木曜は2年実験の日(1)」から続く)

今回紹介するのは、遺伝子工学の実験。

大腸菌の遺伝子を組み替えて、つまり、新たな設計図を大腸菌の中に送り込んで、私たちが意図したタンパク質を大腸菌に生産させる、という実験です。

実験2-1

(分野が違うと、有機合成とは使用する器具もぜんぜん違いますね。)

ゲル電気泳動という、タンパク質を大きさによって分離することができる装置を使って、目的のタンパク質が生産されているかどうかを調べます。

実験2-2実験2-3

実験2-4

(ゲル電気泳動:この装置では下部にある電極がタンパク質などを引きつけて下方向に移動させる。大きなタンパク質ほどゲルの網目構造に引っかかって移動が遅く、逆に、小さなタンパク質は網目構造のあいだをすいすいと通り抜けることができるため、速く移動する。)

さて、こちらが結果。

実験2-5

狙い通りに大腸菌にタンパク質をつくらせることができたようですね。

遺伝子組み換えという言葉に対して、ひょっとしたら受験生の中には負のイメージを連想される方もいらっしゃるかもしれませんね。

でも実際には、病気になるメカニズムを解明したり、新しい薬の標的を見つけたりと、“生命”を“化学”したり、それを社会に活かしたりするのに欠かせない、とても重要なテクノロジーなんですよ。

 

「水曜と木曜は2年実験の日(3)」へ続く


地球の裏側

地球の裏側といっても、ポートアイランドキャンパスの「地球」のこと。

研究成果を世界に発信するという意味を込めた、キャンパスのシンボルです。

実はこの地球の内側は図書室。

ドーム天井の癒しの空間で、落ち着いて調べものや考えごとができる、と学生さんにも好評です。

 つつじ1 つつじ2

(図書室の外観とドーム天井。学生によると、ソファに寝っ転がって天井を見上げる気持ちいいのだとか。)

地球の裏側(2階)はウッドデッキになっていて、今の時期は、ツツジを楽しむことができます。

地球の陰になっているので神戸のほかの場所よりも遅くまで花を楽しめるんですよ。

つつじ3つつじ4

(ウッドデッキのツツジと、隣接の自販機コーナー。)