カテゴリー別アーカイブ: その他

甲南大学同窓会チャレンジ基金

この度、2011年度「甲南大学同窓会チャレンジ基金」に、FIRSTの3回生の高木琴味さんと同じく3回生の中川雄市君が採択されました。

チャレンジ

(左:中川雄市君、右:高木琴味さん)

甲南大学同窓会チャレンジ基金は、甲南大学同窓会費を基金として、本学の個性尊重の建学精神に鑑み、学芸・文化・スポーツなど社会の様々の分野で、自らの得意とする知識や技術を生かし活躍すると共に一層の向上を志す前途有為な人材を育成することを目的として設けられました。

甲南大学の2年次以上に在学する同窓会の学生会員または甲南大学を卒業した大学院生で、不断の努力によって一層の能力向上を目指し、次の(1)から(7)までのいずれかの条件を満たすものが申請することができます。
(1)甲南大学の自治会活動を熱心に行う者
(2)甲南大学の課外活動を熱心に行う者
(3)学内外を問わず、社会の発展に貢献できる者
(4)甲南大学在学中に全国大会またはこれに準ずる大会に出場した者
(5)自らの得意とする知識や技術を生かし、各種大会やイベントにおいて活躍する者
(6)明確な研究テーマを持ち甲南大学大学院に進学を予定する者
(7)留学を希望する者

二人は、大学院に進学を予定しており、現在取り組んでいる学生実験のテーマで学会発表をすることを目標に、本チャレンジ基金に申請し、採択されたそうです。

研究者にとってチャレンジすることはとても大事なこと。
この高い志のまま、今後も頑張ってくださいね!


ピア・レビュー

今日は、研究発表のしくみについてご紹介します。

研究者は、研究の成果を公開しなくてはなりません。それは、税金などの公金を使って研究をする者の義務であるとも言えます。もし、自分の私財を投げ打って研究をするのであれば、「公表はしない。趣味でやってるだけだから。」という主張も通用するでしょうが、そんな人はまずいません。(私財を研究に投じる人はいますよ。有名なのはスーパーマン役の故クリストファー・リーブ氏ですね。落馬事故で首から下が不随になって以降、脊髄研究や再生医療研究に多額の寄付をしています。カリフォルニア大学アーバイン校には同氏の名前を冠した麻痺性脊髄損傷の研究所もあります。)

公表のもう1つの理由は、その成果を他の研究者や産業界などに役立ててもらうためです。どれだけ価値のある研究成果であっても、人目に触れなければ活用されることもありませんからね。

さて、本題ですが、では、研究成果を発表しようとする際、公表する「価値」があるか否かはどのように評価されるのか? といいますと、多くの場合、研究者が互いに評価し合うシステム(ピア・レビュー)が採られています。例えば、論文を書いて科学雑誌に投稿する。その論文を、同分野の研究者たちが、新規性や独創性などについて評価をするわけです。ピア・レビューを経ずに論文を掲載する雑誌もありますが、それは内容について何の保証もしていないわけですから、そのような論文は、私たちはあまり信用もしませんし、評価もしません。だって、極端な話、大学1年生の実験レポートだって掲載させられるわけですからね。

さて、以前に、あるインターネットジャーナルで、三好先生がこのピア・レビューの審査委員長のような役(Editor)をしていますよ、ということを紹介しました(そのときの記事はこちら)。今日、紹介する内容は、ある研究者の論文の内容について三好先生がコメントを求められ、そのコメントがアメリカ化学会会報誌(Chemical & Engineering News)に掲載された、という件です。新聞の科学記事によくあるような「○○に詳しい○○大学○○先生の話:この研究は○○という点で意義深い ~~~  今後、○○につながる可能性もあるのではないか。」というようなコメントですね。

内容はこちらです。(アメリカ化学会ですから、英語です。)


スパコン世界一

先日「お隣はスーパーコンピューター」で紹介した次世代スーパーコンピューター「京」が、計算速度の世界ランキング1位に認定されたそうです。ランキング2位は中国・天津にある「Tianhe-1A-NUDT TH MPP」で、「京」のおよそ3
分の1の性能となっているそうです。また、「京」の完成予定は2012年11月だそうで、まだ途中段階で1位となるって・・・完成したら・・・。期待は膨らむばかりです。

FIRSTがポートアイランドに新設された当初は、周りの企業様も少なく「京」が隣に建設されたことをとてもうれしく思いました。それもあって、ランキング1位というニュースは自分たちのことのように感じてしまいます。

「京」の世界最速の計算速度を利用して、太陽光発電のための新材料開発や、防災計画の精密な気象予測や地震・津波影響予測などの幅広い分野での活用が期待されているそうです。

やっぱり世界1位でないとダメですよね。


もう1つの新学部 “CUBE”

フロンティアサイエンス学部(FIRST)と同じ2009年4月に開設されたもう1つの新学部、マネジメント創造学部(CUBE)。学部名からわかるように文系の新学部です。この2つの学部は、それぞれポートアイランドと西宮北口という、メインキャンパスの岡本から東西に翼を拡げたような場所に、新しいキャンパスとともに誕生しました。

map_07
(甲南大学ホームページより)

私たちのポートアイランドキャンパスのお隣は、理化学研究所のスーパーコンピューター「京」ですが、 CUBEの西宮キャンパスの隣も有名な施設。兵庫県立芸術文化センターです。

先日、小澤征爾さん以来、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期公演で指揮をされた佐渡裕さんが、昨日、帰国後初の公演をされたのが兵庫県立芸術文化センターです。阪神淡路大震災10年後に文化復興のシンボルとしてオープンした施設で、佐渡さんは、同センターの芸術監督でもいらっしゃいます。

佐渡さんの書き物でよく知られているのが「河合先生との対話」。元文化庁長官の河合隼雄先生との対談をまとめられたものです。甲南大学は河合先生と縁が深く、例えば甲南大学カウンセリングセンターでは、河合先生が日本にはじめて導入された箱庭療法も行われています。

世の中、どこかで繋がっているものですね。

=-~=-~=-~=-~=-~=-~=-~=-~
マネジメント創造学部(CUBE)に関する詳細はホームページをご覧下さい。


お隣はスーパーコンピューター

このブログのタイトルを「サイエンス島の・・・」としているように、このポートアイランド、特にフロンティアサイエンス学部のキャンパス周辺には、数多くの研究機関や理系企業が集まっています。

その中で、一般の方々にも有名なのは、このキャンパスの隣にある「次世代スーパーコンピュータ・京(けい)」でしょう。一昨年の事業仕分けでの「2位じゃだめなんでしょうか?」で、より一層注目を集めることになりましたね。

スーパーコンピューター(スパコン)が活躍する分野には、代表例だけでも「生命科学」「医療」「創薬」「新物質(ナノテク)」「次世代ものづくり」など、フロンティアサイエンス学部に関連の深いものがたくさんありますので、本学部にも興味のある学生さんが大勢いることでしょう。来月(7月9日土曜日)、スパコンのことを知りたいという学生さんにはちょうどよいセミナーがあります。ぜひ参加を。詳細は、各階エレベーターホールの掲示板をご覧下さい。学部外の方は「京コンピュータ市民セミナー」で検索されるとよいでしょう。

supercon2

ところで、スパコン施設とこのキャンパスは、時期的に並行して建設されていましたので、私たちは、自分たちのキャンパスが出来上がっていくのを楽しみにしながら、スパコンの建設もわくわくしながら見ておりました。

確か、最初にできたのは、ガラス張りの建物の右側にあるスターウォーズのデススターを切り取ったような白い建物。「さすがスパコン、でかいなあ!」と 言っていると 、、、、

supercon
(ポートアイランドキャンパスから眺めたスパコン)

「あれはスパコン本体じゃなくて、その電源部みたいなもの(熱源機械棟)。」と知って、

「うちの建物の大きさ、電源に負けた 。。。。」

とみんなで呆然とした(笑)のを憶えています。

(ちなみに、右に見えている橋は神戸空港へわたる神戸スカイブリッジです。)