科学の最前線に触れる! 〜サイエンスライブチケット〜(1)

フロンティアサイエンス学部(FIRST)では、他大学や企業の方々を講師にお招きする講演会を「サイエンスライブチケット」と名付け、学生たちにも1年次から気軽に「科学の最前線」に触れる機会をもってもらうことにしています。

普通、このような専門的な内容の講演会は、4年生以上になってから研究室の先輩に連れて行かれるものだと思いますが、「サイエンスライブチケット」は自分たちの「マイラボ」のすぐ上でやっていますので、好奇心さえあればふらりとのぞいて聴講することができます。

 

8月1日のサイエンスライブチケットでは、二人の講師をお招きしました。お一人目は龍谷大学理工学部物質化学科の富崎欣也先生で「ペプチドを味方に、ナノ材料合成に挑む!」

というタイトルで講演いただきました。

富崎先生

 

二人目は甲南大学大学院フロンティアサイエンス研究科特別研究員の浜田芳男先生で、「アルツハイマー病克服を目指したメディシナルケミストリー」というタイトルで講演いただきました。ちなみにメディシナルケミストリー(医薬品化学、創薬化学)は、薬をつくるための化学です。

浜田先生

 

1年生には難しかったかもしれませんが、2年生以上だと学生実験でも「ペプチド」は馴染みのある分子ですので、授業や実験の内容と講演の内容が良くリンクして理解も深まったのではと思います。

 

この日はさらに、両先生に審査委員になっていただき、4年生以上の学生によるポスター発表会も行いました。

普段仲の良い友達や先輩がどんな研究をしているかは知っていても、真剣にお互いの研究内容を議論する機会というのは、同じ研究室にいない限り、なかなか無いのではないでしょうか。

夏休みに入っているにも関わらず、FIRSTの全4フロアから学生が参加し、発表時間の最後まで熱く討論する姿が見られました。

来年もまたこのような機会があるとよいですね。

 

次回、審査結果や受賞者のコメントを紹介します。

 

(フロンティアサイエンス学部 臼井健二)


硯水コミュニケーション Café

9月11日(月)に開催される「硯水コミュニケーション Café 」。

フロンティアサイエンス学部(FIRST)の西方敬人教授と4年生増田真鈴さんが日本酒の健康成分・アミノレブリン酸(ALA)についてお話しします。

 

4995339 - sake on bamboo tray with bottle

(画像はイメージです。)

 

第1回硯水コミュニケーション Café:

灘の酒文化を考える ーー 人と技術が交差する時空間

 

日時: 2017年9月11日(月)16:00~19:00

会場: 甲南大学西宮キャンパスCUBE(阪急西宮北口駅 南側徒歩3分)

概要: 面白い話題の提供と飲み物を片手に気軽に語り合える場

プログラム(予定):

1.  16:00~    

 新規健康成分「アミノレブリン酸(ALA)」とは?

 甲南大学フロンティアサイエンス学部 4年生 増田真鈴

2.  16:40~

 日本酒がアミノレブリン酸(ALA)を非常に多く含有する理由についての試験と考察

 甲南大学フロンティアサイエンス学部 教授 西方敬人

3.  17:20~

 日本酒の特徴的な醸造技術と灘の酒文化

 剣菱酒造株式会社(未定)

4.  18:00~

 日本酒の試飲および軽食、そして雑談と交流

 (ご協力 剣菱酒造株式会社)

5.  19:00~20:00頃

 残心

「19時で中締めといたしますが、その後、しみじみと会の余韻を楽しみながら、がやがやとよもやま話に花を咲かせる時間としたいと思っています。また、プログラムは変更になる可能性があります。」(by 西方教授)

 

というわけで、高校生・受験生のみなさんには、不適切(?)な案内ではありましたが、「甲南大学ではこういうこともやっているんだよ」ということで情報提供をさせていただきました。

高校生・受験生の保護者のみなさまには、通常の説明会やオープンキャンパスでは知ることのできない大学の一面に触れていただけるのではないか、と思っております。

ぜひご参加下さい。

参加費は無料です。

 

*硯水(けんずい)・・・1) 軽い食事。2) 三食のほかに飲食すること。また,その飯・餅・酒など。3) 酒の異名。(大辞林より抜粋)

 


神戸ハーバーランドumieで医療産業都市をPR

8月19日(土)、神戸ハーバーランドumieで、『ワークショップ(実験教室)』&『展示(蛍光色素を光らせてみよう)』を行いました!

 

当日、お越しくださったみなさま、どうもありがとうございました。

 

けーびっくりランド_

 

実施した内容を簡単にご紹介します。

 

『ワークショップ(小学生対象実験教室)』

ベロウソフ・ジャボチンスキー反応といって、一定時間毎に繰り返し色が変わる不思議な化学反応を観察していただきました。

また、紫芋の抽出液を、レモン汁やせっけん水といった身の回りの液体に加えて色の変化を観察したり、紫芋の抽出液を染み込ませたろ紙にレモン汁で絵を描いたりしていただきました。さらに、鉛筆の芯に電池をつないで、電気分解を利用して絵を描く実験も!

 

『展示(蛍光色素を光らせてみよう)』

紫外線ランプをあてて、さまざまな色に光る蛍光色素を観察していただきました。溶液の色とは違う色の光を発する意外性が、楽しいですね。

蛍光色素の応用に関する展示では、がんやアルツハイマーなどの診断ができる蛍光色素を光らせてみて、どのように「異常」を見つけられるのかを観察していただきました。

 

なお、このイベントは、小さなお子さまとそのご家族に神戸医療産業都市(ケービック (KBIC) =KOBE Biomedical Innovation Cluster)の活動を知っていただこうという狙いのPRイベント『ケービックリ!ランド』の一環として実施いたしました。


お盆休み中の1コマ

お盆の間は事務室も閉まり、夏休み中も何かと人影の多いポートアイランドキャンパスも、この期間は、ほとんど空っぽになります。

チャンス! とばかりに活躍していただくのが清掃スタッフのみなさん。

居室のカーペットや実験室のタイルのクリーニングに加えて、こんなところも・・・

 

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(この画像は3F付近に降りてこられたところですが、最上階は7Fですからね。)

 

高所恐怖症のブログ管理人には、とても真似できない作業です。

おかげで窓もピカピカになり、大感謝です。

が・・・。

窓の近くで外に背を向けて座っている私・・・。

急に背後に人がブワッと現れるので、いつも心臓が止まりそうになるんですよ。

今回もガラス清掃日だとわかっていたのに、やっぱりフリーズしてしまいました(笑)。


懐かしい顔・顔・顔 〜ホームカミング・デー開催〜

8月12日(土)、フロンティアサイエンス学部(FIRST)のホームカミング・デーが開催されました。

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FIRST同窓会の企画によるこのイベント。

イベントの趣旨は、名前の通り、FIRST同窓生にポートアイランドキャンパスで再開する機会を用意すること、そして、同窓生と在校生(3年生以上つまり20歳以上)が交流する機会を用意すること、です。

総勢50名程の盛会となりました。

 

まずは、かんぱーい!

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今回のホームカミング・デーのテーマは「夏祭り」。

というわけで、FIRST同窓会役員のみなさんが、飲み物・食べ物のほかに、かき氷とヨーヨー釣りを用意してくれました。

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毎日の練習の甲斐あって、「フワフワで美味しかった」と好評でした。

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2期生のS君、完全に童心に帰っています。

 

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大人になってもついつい真剣になってしまう、ヨーヨー釣り。

4期生のMさんの差し入れで、アヒルすくいも。

 

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男同士の真剣な話愛? いや、話し合い。近況報告でしょうか。

 

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1期生のK君と、3期生のSTさん・KTさん。

ちょっと堅い話にはなりますが、研究室の違う、2年離れた先輩・後輩が仲良くなれるのはマイラボのあるFIRSTならでは、でしょう!

私の大学時代なんか、他の研究室の先輩・後輩と知り合う機会はほとんどなかったですからね(単位を落として後輩と一緒に授業を受ける、とか以外は)。

FIRSTの学生がうらやましいです。

 

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個人的にファインプレー賞をあげたいと思った、卒アルコーナー。

懐かしい!

同窓会役員さんでしょうか、ポートアイランド事務室のみなさんでしょうか? ナイスアイデアですね。思い出話も一層盛り上がりました!

 

2時間があっという間でした

同窓会役員のみなさん、本当に本当にお疲れ様でした!!

素晴らしい企画・運営でした!!