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さよなら深江丸

フロンティアサイエンス学部の「科学と産業政策」という授業では、学外の学修機会が用意されています。

兵庫県佐用郡の大型放射光施設「SPring-8」、神戸市の「神戸医療産業都市」、それから神戸大学の実習船「深江丸」に訪問・乗船させていただき、広く兵庫県・神戸市・港湾施設の産業について学ぶ、という授業です。

その深江丸が、2021年度末をもって老朽化のため引退しました。

神戸新聞の記事には、解体のため港を出ていく深江丸と、船を見送る矢野船長の後ろ姿が。

毎年、高松港に停泊して往復するルートに乗船させていただき、動力室や艦橋などの興味深い見学、矢野船長・若林先生のレクチャーとお人柄に触れる機会をいただいた私たちとしても、たいへん感慨深いものがあります。

昨年度はコロナ禍のため停泊したままの実習でしたが、本当に充実したプログラムをご用意いただきました。

深江丸最後の年に、停泊のままでも乗船できたことは良い思い出になります。

矢野船長、若林先生、そして深江丸、本当に有難うございました。

 神戸大学海事科学部5

 海事科学部2   

(2021年度の実習の様子。2022年度は、深江丸の後継船である海進丸に乗船させていただくことを計画中です。)


深江丸乗船実習

8月7日の記事「今年も行ってきます!海上授業」を当日ご覧になって、「台風5号が近づいてきているけど、深江丸は大丈夫なの?」とご心配いただいたみなさま。

ご心配ありがとうございます。

結局、7日は朝から暴風警報が出ておりましたので、授業自体がなくなりました。つまり、深江丸は出航しませんでした。

しかし!

神戸大学海事科学部さんのご厚意で、8日に日帰りというかたちで出航。

高松市には行けなかったものの、中身の濃いプログラムを実施することができました。

 

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(港湾施設と産業のつながりについて学びました。また、船橋(ブリッジ)や機関室(エンジンルーム)の見学や操舵体験をさせていただきました。)

深江丸船長はじめ、神戸大学海事科学部のみなさま、有難うございました。

 

なお、この授業「科学と産業政策」では、このあと、大型放射光施設SPring-8や医療産業都市(スーパーコンピュータ京、神戸大学統合研究拠点)にもお邪魔して、科学産業政策について学ぶ予定です。