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毎週火曜は1年実験の日(1)

(「入学したらすぐ専門実験」から続く)

 

今日紹介するのは1年生の化学系(ナノ)のテーマ。

内容は「クロマトグラフィーによる分離と分析」です。

使用するのは「薄層クロマトグラフィー(TLC)プレート」。アルミ板の上にシリカゲルがコーティングしてあります。

 

TLC0

(アルミ板なので裏は銀色、表はシリカゲルの白色です。幅1 cm × 高さ5 cmくらいの大きさに切って使います。)

 

このTLCプレートを使って、渡された未知試料の正体をつき止めていく実験です。ちょっと謎解きみたいですね。

シリカゲルというと乾燥剤を連想される方もいらっしゃると思いますが、シリカゲルが捕まえる(吸着する)ことができるのは水だけではありません。水に性質が近い物質ほど(専門的には、極性が高いとか水素結合性が高い、などといいます)、よく吸着することができます。

 

というわけで、TLCプレートの下の方に、試料溶液で「点」を打って、溶媒を下から上に染み込ませていくと・・・

 

TLC2

(毛細管を使って、TLC板の上に、微量の試料溶液を「点」のように付けます。)

TLC1

(ガラス瓶の中で、下から上に有機溶媒を染み込ませていくと・・・)

 

シリカゲルに「吸着しやすい」物質は上に移動しにくく、逆に「吸着しにくい」物質は溶媒とともに速く上に移動していきます。

 

TLC3

(紫外線を吸収する物質は、紫外線ライトを当てることで「どこまで移動したか」を観察することができます。)

 

この移動距離を、いろいろな他の物質と比べてみることで、未知試料の正体を特定するのです。

 

操作は決して難しくない実験ですが、この実験から学べる事柄は山のようにあるので、化学の基礎を身につけるにはとても良い実験です。調べたり考えたりするポイントが多いのでレポートはたいへんだと思いますが、1年生のみなさん、頑張ってください。


『ファースト先生が勧める渾身の○◯!シリーズ』(1)多機能ウォッチ

 みなさんこんにちは。

先日、ご紹介いただきました事務室のNです。わたしの渾身の自画像、いかがでしたか?

さて、わたしが書くブログでは先生方の目を盗みフロンティアサイエンス学部のあんなことやこんなこと!いろんな情報を発信していきたいと思います。

最近更新が止まらないFIRSTブログから、今回は告知しておりました、「ファースト先生が勧める渾身の●●」の企画です。

大学の先生って、どこか“コワイ“イメージがありませんか?(あるって言って)

このコーナーはそんなイメージを薙ぎ払い、(受験生諸君、読めますか?)先生の粗探しを行うコーナーです!

記念すべき第一弾は、イケメン教授!?三好先生です。

N:先生こんにちは!記念すべき第一弾、いったい何をご紹介いただけるのでしょう!

先生:はい、こちらの多機能ウォッチです。

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(早朝から取材にご協力いただきました。笑)

N:ほぅほぅ。妖●ウォッチならぬ、多機能ウォッチですね。

先生:マラソンが趣味で、走るときに使ってます。

N:マラソンが趣味…?ランニング、ではなくてマラソンですよね?週にどのくらい走られるんですか?

先生:週に3~40kmぐらい走ります。大体土日が多いですね。出張先でも走りますよ。

知らない土地を走るときは、自分の足跡をそこに刻んでいるみたいな気持ちになります(笑)

N:マラソンをはじめられたキッカケは?

先生:いくつかあります

①子どもと遊ぶときについていけなくなった。

②ラグビーのOC戦で、なにもないところで勝手にこけた

(※ラグビーのOB戦ではタックルされたわけでもなく、こかされたわけでもなく、勝手にこけたそうです。)

N:つまり、体力の衰え・・・老化が原因でしょうか???

先生:まとめましたね!つまりそうゆうことです!

N:このウォッチ、具体的にどんな機能があるんでしょう?

先生:色々ありますよ。(本当に色々ありました)

こんなふうに、過去数日分の走った距離、タイム、ペース、カロリーが表示されます。パソコンと連動させて健康管理もできますよ。

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優秀な時計と言えばリンゴマークの製品が自然と思いつきますが、最近の腕時計はいろんなハイテク機能がたくさん備わっていることに感動しました。

その他にも・・・暗いところを走るときはこれ↓

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研究生の学生さんからいただいたものだそうです。

こんな風にフリフリすると、

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振動でライトが付くそうです。

ウェアに装備して走ることで、夜でもバッチリ走れます。

チカチカしながら走ってる人がいたら三好先生かもしれませんね!

N:それでは先生、最後の質問です!

ランニングとかけまして、研究と解きます。その心は?

先生:『継続と努力が大切』

最後の質問、先生の困った顔を見たくて出したお題でしたが、

数秒ぐらいで答えられてしまい、こちらが困ってしまいました。

三好先生はいつもフランクで話しやすい先生。学生のことを苗字ではなく名前で覚えてしまうことが多いんだとか。

そんなFIRSTの先生とお話したい方は、7/16(日)の夏期オープンキャンパスにお越しください♪

三好先生、本日はありがとうございました!!

次回もお楽しみに♪

 


神戸で学ぶ、神戸を学ぶ

昔、関西ローカルのテレビ番組のロケで、大阪の商店街を通行中のおばさま方に「神戸の方ですか?」と聞くと、ほぼ全員が「嫌やわぁ、おべんちゃら言うても何にも出えへんよ! そんなオシャレとちゃうわ!」と大・大・大喜びする、というネタを観た覚えがありますが、大阪での神戸のイメージというと、どうも「おしゃれ」のようです。

さて、全国の受験生のみなさんが神戸に対してどんなイメージをもっておられるかはわかりませんが、「おしゃれ」かどうかは別にして、神戸はほんとに良いところですよ。海も山も近くて、街全体に開放感があります。船が日常風景の一部ですしね。

 

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(ポートアイランドキャンパスから。画像では小さいですが帆船のようです。)

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(ポートアイランド北端から。先週の土曜日にポートターミナルに停泊していた大型クルーズ客船。近くで見ると目を疑う大きさです。タグボートが押しているのでちょうど接岸しているところですね。)

 

少しカタい話をすると、神戸はバイオを学ぶにも良いところですね。神戸には「神戸医療産業都市」はもちろん、「醸造業(灘の酒蔵)」など、身近にバイオの素材がたくさんありますからね。

 

さて、受験生のみなさんへ。今週末6月4日(日)に甲南大学の進学説明会があります。会場は岡本キャンパスですが、事前にご相談をいただければ、海と船が見えるポートアイランドキャンパスをご見学いただくことも可能です(飛び込みで来ていただいても誰もいない可能性がありますのでご注意ください)。ご関心がお有りの方は、前日(土曜日)正午までにポートアイランドキャンパス事務室までお問い合わせください。

甲南大学 進学説明会 http://ch.konan-u.ac.jp/news/559 

甲南大学 問い合わせ先一覧 http://www.konan-u.ac.jp/inquiry/


クォーター制(4学期制)

 FIRSTでは今日・明日と定期試験が行われます。

この時期に定期試験があるのは、FIRSTの専門科目の多くがクォーター制(4学期制)を採っているからです。

大学の授業科目は、その開講時期が前期・後期に分けられるのが一般的ですが(これをセメスター制といいます)、FIRSTの専門科目にはA・B・C・D期に振り分けられているものがあります。開講期間が半分になるので、その分、講義の頻度は倍になります。

 

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このクォーター制、2年ほど前から注目されだしましたが、まだ、全国的にも珍しい制度だと思います。

なぜ、FIRSTはクォーター制か?

セメスター制では、通常、1つの科目につき、講義は週に1回です。

高校では一つの科目につき授業が週に3−4回はあるでしょ? 週に1回だと、前の週の内容を忘れてしまいますよね?

クォーター制では講義は週に2回あるので、前回の内容を忘れる前に次の講義が受けられる、というわけです。

また、クォーター制だと、同時に履修する科目の数がセメスター制に比べると半分になりますよね。

少ない科目に集中的に取り組めるので学習の効率がいいんですね。

試験勉強も、その場しのぎではなく本当の力をつける勉強になると思います。

実際、私のところに質問に来た2年生に聞いてみると「A期の試験は2科目です。」という学生がほとんどです。

これなら、内容を完全にマスターしようという気になりますよね。

そんな中、「私は3科目ある。」「え!なんで?なんで?」という会話が・・・。

さて、答えは?

 

  1. 向学心があって履修していない科目の試験も特別に受けさせてもらうから。
  2. A期に履修したい授業科目が集中していたから。
  3. 1年生の必修科目を落としているから。

 

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(マイラボやミーティングルームで試験勉強に取り組む学生たち。画像は選択肢の内容とは関係ありません。)

 

 


藁にも縋る or 鬼に金棒?

FIRSTでは明日から定期試験。

甲南大学生協ポートアイランドキャンパス店も、恒例の「試験応援企画」で頑張る学生さんを全力サポート。

過去には、揚げたてメンチカツ(試験に勝つ?)がスペシャルプライスになるなどの企画がありましたが、今回はなんと・・・

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エナジードリンクです。

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(価格をモザイク処理したときに一緒に消えてしまいましたが、値札には一つ一つメッセージが書かれているんですよ。生協ポーアイ店のきめ細やかな心遣いですね。)

100円から1,200円まで充実の品揃えで、みんなの疲労度や悲壮感にあわせて選び放題です。

さあ、これで諦めずに最後まで走り切れ!!

ただし・・・。ブログ編集者の学生時代の建築学科の友人(製図や模型の課題を作製するのに2-3日の徹夜はザラだとか)が言っていたのですが、

「食事を摂らなくても○円以上の栄養ドリンクならそれだけで何とか2−3日は保つ。でも、効果が切れた瞬間、倒れるから要注意。」とのこと。

みなさん、必ず食事もきちんと摂りましょうね。

 

最後に、どうしても気になることが。

エナジードリンクの品揃えの中に試験対策というより二日酔い対策?というのがありますよね!?

20歳以上の学生は試験がぼろぼろでヤケ○に走ってしまっても大丈夫!という心遣いですね、これはきっと。