キャッチアップ・セミナー(有機電子論)


先週金曜日(7日)の夜、1年次開講科目「有機電子論」のキャッチアップセミナーが開催されました。

(キャッチアップセミナーについてはこちらをご覧下さい。)

高校生や一般の方にとっては「有機電子論」という名前は、難しそうな響きがするかもしれません。が、1年生に教えるこの「有機電子論」は、難しすぎる話は置いておいて「おもしろいところ」を選んで講義がされています。

何が「おもしろい」のかというと、一言で言えば「どうしてそんな反応が起こるのか?」ということが理解できるようになる、ということです。有機化学は暗記もの、と思っている人はいませんか? 「どうしてそんな反応が起こるのか?」という原理が理解できれば、暗記に頼ることなく、化学構造を見ただけで「あー、ここがこういう反応をするなあ」とわかるようになるわけです。そうなればしめたもの。「難しすぎる話は置いておいた」としても、有機化学については1年生にして他大学の3年生並み(注:ブログ編集者の私的判断)の力を身につけることができます。実際に、この講義を聴いて「有機化学が好きになった」という学生は少なくありません。

今回のキャッチアップセミナーの様子です。

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(他人に説明しようとするのが、最善の理解度確認法ですね。)
 
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(構造式を描き慣れるのも大事なこと。見守っているのは有機電子論の担当者で、オトギリソウバーベナなどの記事のライター、村嶋先生。)

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(他大学の先生がご覧になっても、おそらく、板書の内容からは彼らが1年生だとわからないでしょう!? だからといって闇雲に難しいわけではありません。「基礎=大事なこと」から先に学んでいこうという考え方です。)

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期末試験は7月29日に決まりました。 幸運を祈ります!