マイラボ誕生のはなし


 1年次から学生一人ひとりに専用デスクが用意される、自由学習スペース「マイラボ」。FIRSTのユニークな特徴の一つで、毎日、退出時間の20時頃まで熱心な学生たちの姿が見られます。(下の画像が「マイラボ」です。)

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 施設見学に来られる行政や企業の方々にも印象的なようで、「自分の学生時代にこういうのがあれば・・・」「もう一度大学に入り直したい・・・」という声をよくお聞きします。

 また、「マイラボはどこかの外国の大学を参考にしてつくったのですか?」という質問もよくいただきます。ひょっとしたらどこかに同じような施設をもつ大学があるのかもしれませんが、答えは「いいえ。」です。マイラボは、当時の若手教員陣がFIRSTの構想を練る中で、共通の「大学生のときの体験」と「教員としての経験」から生まれたアイデアなんです。

”大学には自分の教室や席がなかったので、自分の居場所や勉強場所を見つけるのに苦労した。” (大学生にも、自分のデスクがある方がいいのではないか?)

“学生が4年生になると研究室に配属されるが、研究室で学生に指導した内容は、3年生までの講義と比べて何倍もよく吸収してくれる。”(1年生のときから、研究室に配属されているかのように学生のそばにいて指導できれば、優秀な人材が育ってくれるのではないか?)

 このような、教員たちが抱いていた理想を実現すべく、教員研究室のとなりにマイラボが生まれたのです。

 最後に、マイラボという名前の由来ですが、”学生が研究室にいるかのように・・・” というところから「ラボ(研究室)」と名付けられています。

 このマイラボで、いろいろな発想や、同級生の絆、先輩・後輩の信頼関係など、たくさんの大切なものが生まれると期待しています。