月別アーカイブ: 2013年3月

モトをたどれば・・・

職業柄、大学や予備校の広告はいつも気に留めています。最近だと、テレビコマーシャルで、合格から遡っていくのがありますよね。

 あれはいいですね。最近の学生さんは「段取り」ができないとよく言われています。あのテレビコマーシャルの要領で、ゴールに向けてしっかりと段取りをたてることが大切ですね。

 さあ今日は24年度最後の日。受験生の皆さん、まだ間に合います。25年度の目標を立ててみましょう。そして、その目標にむけて、明日、25年度の第1歩を踏み出しましょう。

 学部完成を迎えた、つまり、この3月にはじめて卒業生を輩出したFIRSTにとっても、明日は新たな1歩、特別な1歩です。将来、「モトをたとればあのときの1歩が勝着だった」と振り返れるようなスタートを切りたいものです。

 あ、勝着というのは、将棋や碁で「あとから考えてみれば、あれが勝ちを決める一手だったなあ」という駒や石の置き方のことです。

 学部の「勝ち」は何かというと、これは難問ですが、ただ言えるのは、学生のためになる良い手を指し続けていくこと。そして、FIRSTは若い学部ですから、良い手を指すだけでなく、相手が1手指す間に2手指すようなスピード感で(将棋や碁なら反則ですが・・)、学生たちの研究・教育のサポートと社会貢献を続けていくということ。その積み重ねの結果、 在校生にも卒業生にも受験生にも喜んでもらえるような学部に成長していけばいいなあ、ということですね。

 5年目の新しいFIRSTをよろしくお願いします。


スギにご注意!

いやですね、スギ花粉。そろそろ、ひのきの花粉も混ざってきているのでしょうか。

 ブログ編集者は高校生の頃に発症して(当時は花粉症という言葉も一般的ではなかった)、以来、30年近く毎年悩まされています。

 レモン汁をコップ1杯毎日飲むという民間療法から、顔面の血流を制御している星状神経節を麻酔注射でブロックするという本格的(?)なものまで、いろいろな療法を試しました。 が、自分に合う、コレという療法にはまだ出会っていません。おすすめの治療法があったら、教えてください。(ちなみに、レモン汁療法?は、1ヶ月続けた頃にノドが痛くなってツバを飲み込めなくなったので止めました。)
 しかし、最近は薬局でも、第2世代・抗ヒスタミン薬と呼ばれる副作用の少ない薬が買えるようになって、助かりますね。

 さて、FIRST(フロンティアサイエンス学部)は薬学部ではありませんが、薬についても学ぶことができます。また、薬のどんな点について学びたいかによって、授業選択の仕方が変わってきます。例えば ・・・

☆ 抗ヒスタミン薬はどんなしくみで効くのだろう? ということに興味のある方はバイオ系の授業を選択すると良いでしょう。

☆ 抗ヒスタミン薬を設計したい! という夢をもつ方は、物理化学系とナノテクノロジー系の授業を選択すると良いでしょう。

☆ 抗ヒスタミン薬を製造することに興味がある(化学合成してみたい)! という方は有機化学系の授業を選択すると良いでしょう。

例えば最後の有機化学系の授業をあれこれ履修してマスターすると、下のような「医薬品の合成スキーム(つくり方)」を見て、ふむふむと中身がわかるようになります。

Taxol_Nicolaouのコピー

このように、学びの指向に合わせてカリキュラムを自分で組み立てるのが、FIRST流の学び、なんです。 


噂が噂をよんで?

ポートアイランドキャンパスの正面入口を入ってすぐ右手には、写真のようなところがあります。

夏は青々と緑が茂っていますが、冬場には剪定され、写真のようにちょっと寂しい感じがします。

エントランス

昨日、ここを通りかかった時には鳩が2羽、なにかを一生懸命食べてました。

いったい何を食べてるんだろうと思って見てましたが、今日はなんと5羽も!

何を食べているのか気になるところでもありますが、鳩の世界でも噂でやってくることってあるんでしょうかね??? ひょっとして鳩にとって美味なものが落ちている?

写真

高大連携(六甲アイランド高校)

3月7日(木)は、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)に指定されている神戸市立六甲アイランド高校の1年生を迎えて模擬講義と館内見学が行われました。

模擬講義のテーマは「過酷な環境に適応する生命のしくみとそれを活かした新技術の開発」でした。

六アイ1

模擬講義の後は、図書室や学生実験室やマイラボ、電子顕微鏡質などを見学しました。

六アイ2
六アイ3

高等学校教員向け学部説明会

2月22日、中国地方、四国地方、近畿地方、北陸地方の高等学校の教員がポートアイランドキャンパスを訪れ、学部説明会が開催されました。

教員2

来学された先生方には、FIRSTの入試制度や、教育制度(カリキュラム、実験プログラム等)、施設・設備など、FIRSTの学びや施設の特徴をよく理解いただけたのではないかと思います。

説明の後は、キャンパス内の見学を行い、説明をされた様々な特徴的な施設・設備を見学いただきました。

教員1
(1部屋あたり12~16人程度の少人数で実践的な実験講義を受講できる学生実験室)
教員3
(過去にギネスブックにも登録された世界最大級のDNA模型)