ねらい
高等学校において課題研究に取り組むことは、論理的思考力、表現力のような科学的能力を育成する上で重要であり、昨今、たくさんの高等学校が課題研究に取り組むようになってきました。しかし、多様な専門分野に及ぶ課題研究を如何にして指導するか、高等学校の教員がその指導法を学ぶ機会はあまりありません。本プログラムでは、大学の理系研究者が、課題研究の見つけ方、進め方、纏め方について、自分たちの指導経験をもとにその指導法を伝授します。プログラムでは、参加者が研究(実験)を進める中でどのような指導法が効果的であるか、研究や講義、研究指導、グループ討議等を通じて実践的に学んでいただきます。同時に、研究開発が行われている企業における研究シーズの探索、研究推進、商品開発についての現状を、企業の研究者を講演者として招へいして伺う機会も用意しています。プログラム全体を通じて、参加者には課題研究の先にある将来像を把握していただき、そこで必要となる研究者としての科学的能力の育成法を学び、さらに、それを各現場の教育活動に還元していただくことをねらっています。
参加者交流
本プログラムは3泊4日の合宿型であり、参加者同士、関係スタッフ、講演者などとの交流の機会をいくつか用意しています。研修内容の理解、習得に加え、教員・スタッフ間のネットワークの構築も行うことができます。また、参加後もインターネットの掲示板やメーリングリスト等を通じて、参加者同士や関係スタッフとの交流が行えるようにも設定する予定です。