テーマ | 『理系研究者が教える課題研究の見つけ方、進め方、纏め方』 |
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開催日 | 2012年8月21日(火)〜8月24日(金)(3泊4日) |
主催 | 独立行政法人科学技術振興機構(JST) 甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科(プログラムの実施・運営) |
後援 | 神戸市 |
定員 | 30名(生物系テーマ15名、化学系テーマ15名) |
参加申込・詳細 | JSTのホームページ(http://rikai.jst.go.jp/slc/index.html)をご覧ください |
高等学校において課題研究に取り組むことは、論理的思考力、表現力のような科学的能力を育成する上で重要であり、昨今たくさんの高等学校が課題研究に取り組むようになってきました。しかし、多様な専門分野に及ぶ課題研究を如何にして指導するか、高等学校の教員がその指導法を学ぶ機会はあまりありません。研究とは何か? 対象となるテーマを見つけ、仮説を立て、それを実証するための実験計画を練り、実験を行う。得られた結果を多角的に考察し、結論を導く。もし、仮定に沿った結論を導けないのであれば、再度、実験計画へと回帰して仮定を立て実験を繰り返す。この一連の過程を考えながら行うことが研究です。
本プログラムでは、大学の理系研究者が、課題研究の見つけ方、進め方、纏め方について、自分たちの指導経験をもとにその指導法を伝授します。参加者には化学、もしくは、生物のテーマを選択いただき、4日間、そのテーマに対する課題研究に取り組んでいただきます。実際に自分たちが生徒の立場となり、実験計画を立て、実験を遂行していく中で生徒に対する指導法を実践的に身につけることを期待しています。プログラム最終日には、研究成果に関するプレゼンを行っていただきますが、その纏め方に関するコツについても講義等を通じて指導します。また、課題研究に取り組むことが企業の研究開発に対してどのような意味を持つのか、企業の研究者から企業における研究シーズの見つけ方や、商品化への研究展開等をご講演いただき、課題研究の先に見える将来像についても併せて学んでいただくことを予定しています。