奨学金制度

甲南大学の奨学金制度

甲南大学では奨学金の申請、支給等は学生部が一括して行っており、独立行政法人日本学生支援機構、甲南大学、および兵庫県下の貸与制、給付制に関する様々な奨学金を紹介をしています。

表 平成25年度の奨学金募集一覧(例)

貸与制、給付制 奨学金制度
貸与制 日本学生支援機構奨学金(第1種)
貸与制 日本学生支援機構奨学金(第2種)
貸与制 甲南大学奨学金
給付制 甲南学園奨学金
給付制 中川路奨学金
給付制 甲南大学瀧川奨学金
給付制 甲南大学父母の会奨学金
給付制 甲南大学同窓会奨学金
給付制 竹中育英会
給付制 木下記念事業団
給付制 三木瀧蔵奨学財団
給付制 山村育英会
給付制 みなと銀行育英会
給付制 福嶋育英会
給付制 中村積善会
給付制 村尾育英会
給付制 寺浦奨学会

※ 年度により募集の有無、支給金額の変更等がありますので、詳細は甲南大学学生部のホームページでご確認ください。

甲南90周年記念栄誉特待生制度

甲南90周年記念栄誉特待生は、学園創立90周年記念事業募金の「人物教育率先」創立者平生釟三郎記念教育振興事業を継承し、人物・学業が特に秀で学術、スポーツ及び国際交流等の諸分野において顕著な成果を挙げた甲南大学学部学生に対して奨励金を授与し、有為な人材を育成することを目的としています。

例えば、平成25年度は下表の6部門で募集がありました。

  • 甲南平生拾芳奨励金
  • 文化・芸術部門奨励金
  • スポーツ部門奨励金
  • 交換留学部門奨励金
  • 成績優秀部門奨励金
  • 甲南一貫教育部門奨励金

私は入学してから今まで、大学で学ぶことはすべて自分自身や将来社会に出てから役立つことと位置づけ、高校の頃以上に勉強に力を入れてきました。講義で習ったことを理解するために、実験などで忙しい時も勉強時間だけはしっかりととりました。その勉強では講義でわからなかったことを、自分が納得するまでトコトン繰り返す復習が中心でした。そのような積み重ねのおかげか、これまで高成績を維持することができました。3年生で甲南90周年記念栄誉特待生制度の成績優秀部門奨励金がもらえることに至り、1年生の時からやってきた努力が評価されたと感じ、とてもうれしかったです。それだけでなく、自分の大学生活での自信と誇りにもなりました。そして、なにより親へのこれまでの恩返しとなりました。今後もこれを糧に日々、頑張っていきたいと思います。

鈴木 良順(3期生、私立中京大学附属中京高等学校出身)

甲南大学同窓会チャレンジ基金

甲南大学同窓会チャレンジ基金は、甲南大学同窓会費を基金として、本学の個性尊重の見学精神に鑑み、学芸・文化・スポーツなど社会の様々な分野で、自らの得意とする知識や技術を活かし活躍すると共に一層の向上を志す前途有為な人材を育成することを目的として設けられました。

同窓会チャレンジ基金は、学生のチャレンジを応援してくれる基金です。私は、夏休みの1ヶ月をかけて、沖縄でヒラムシという海洋生物の生息調査を目的に同窓会チャレンジ基金に申請し、採択いただきました。当初は、ヒラムシが沖縄に何種存在し、どこに生息しているかもほとんどわかっていませんでした。そのため、フィールド調査を専門とする琉球大学の研究室の方々にサポートを仰ぎ、生息調査の仕方などを教えていただきながら取り組みました。1ヶ月の間、沖縄の海岸で岩をひっくり返し続け、ヒラムシを採集し、その生息調査を終えることができました。この挑戦によって、ヒラムシ研究を始める大きな第一歩となっただけでなく、自分の今取り組んでいる研究を異なる視点から見られるようになりました。このような貴重な機会を与えていただき、心から感謝しております。

国広 潮里(1期生、兵庫県立舞子高等学校出身)

FIRSTでの奨学金の受給者

貸与制の奨学金を希望する学生は概ね、日本学生支援機構の第1種、第2種のいずれかの奨学金を受給しています。また、第1種と第2種を併用して受給している学生も各学年で数名ずついます。また、いずれも受給できなかった場合にも甲南大学奨学金が前期授業料支払い期日までに募集されており、学費の支払いに関するサポートは整っています。

また、給付制の奨学金に関しては、年次進行と共に申請し、受給を受ける学生もいます。下のグラフは1期生(2009年度入学)から5期生(2013年度入学)の奨学金の受給状況を表したものです。

FIRST独自の奨学金制度

FIRSTでは、平生釟三郎の教育理念「人格ノ修養、健康ノ増進ヲ第一義トシ、個性ヲ尊重シテ天賦ノ特性ヲ啓発スベク、知的教育ヲ施サン」を基本とし、フロンティアサイエンス学部の学部目標「徹底した少人数教育により先端科学技術に関する専門的な知識と技能を授け、さらにその基幹である科学を探究する研究の能力と、先端技術を社会の発展・福祉の増進に活かす応用の能力を養うこと」に則して奨学金制度(マイラボスカラシップ制度)を設けました。本制度は本学部の学生を対象に、学業等が優れていると認められるものを表彰し奨学金を給付することで、学生の意欲、活動力を喚起することを目的としています。

  • 平生精神高揚特別表彰奨学金
  • マイラボ対抗優秀賞奨学金
  • ナノバイオ卒業研究発表優秀賞奨学金

1年生のA期は1科目しかテストがなかったため、全くといっていいほど勉強をしていませんでした。テストの数日前から焦り始めて勉強を始めたものの、テストは全くといっていいほどできませんでした。テストの日の帰宅途中に、応援してくれている両親にごめん単位落としたかもしれんと連絡したくらい…。その経験から、もう絶対単位は落とさないし、誰にも負けないくらい勉強してやる!と強く思うようになりました。やる気になると、この学部の特色でもある先輩や先生との距離が近いことがものすごく自分の助けとなり、わからないことや疑問に思ったことはすぐに解決していくことができました。その結果、前期も後期も平生精神高揚特別表彰奨学金に選出され、一人暮らしの生活にも少しばかり余裕ができ、夏休みに友達と沖縄に旅行に行ったり、大好きな服や靴を買ったり有意義な大学生活を送るための助けとなりました。次もいただけるよう頑張ります!

杉本 渉(5期生、広島県立廿日市高等学校出身)

大学の講義は予想以上に難しく、高校で履修しなかった分野の科目を学ぶこともあるため、講義についていけずに心が折れそうになったこともありました。しかし、FIRSTには多くの仲間がいるマイラボがあり、そのサポートのおかげで無事に4回生になることが出来ました。助けられた分、自分の得意分野では誰かを助けたこともあり、Give & Takeの関係でここまでやってきた感じです。このようなマイラボでの勉強の教え合いは学生が自主的にしていることもあるのですが、『マイラボ対抗優秀賞奨学金』の力が大きいと思います。この奨学金は成績最優秀のマイラボに所属する1~3回生全員がもらえるため、フロアの学生は共通の目標をもち、心が折れることなく勉強を頑張ることができます。同時に、マイラボの仲間や教職員との関わりが増え、知らず知らずに人脈を広げることもできます。優秀賞をもらった後のお疲れさま会では互いの検討を讃え、さらに一層絆を深めることもできます。

中川 暁史(3期生、兵庫県立網干高等学校出身)

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