門前の小僧、習わぬ経を読む


タイトルは、いろはかるたでお馴染みのことわざ。

 「その人が長い間、過ごしている環境は、知らず知らずに、その人に強い影響を与えて、 習わなくても、その環境のことを身につけてしまうというたとえ」ですね。

 このブログでもたびたび紹介しているマイラボ。実は、そのロケーションにも大事なポイントがあるんです。われわれ教員のいる研究室と同じフロア、目と鼻の先にあるんですね。

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  これは研究室の前の廊下の壁。各研究室の研究内容のポスターが掲げられています。1-2年生が研究室まで質問に来たり、レポートを提出に来たりするとき、これらのポスターが自然と目に入っていることでしょう。

 というわけで、タイトルの意味するところがおわかりになりましたでしょうか。

 研究内容を完全に理解するのは、1-2年生にはまだまだ難しいとは思いますが、普段から目にしていることで、早くから研究(大学での学習の一つのゴール)を意識して学び始めたり、いろいろな分野に触れながら将来の方向性を考えていける・・・ そんな狙いでポスターが掲げられているんですね。

 え!? 自分たちに向けて貼られたポスターだと思わず、ちゃんと見たことがなかった! という1-2年生もいますか!? 

 まあ、この情報過多の現代。情報の99.9%はスルーされていく、と言われています。

 でも、学生の皆さん、自分が専門分野とその周辺の分野については、99.9%の情報を吸収するつもりで何事にも接して下さいね!