前回、前々回にひきつづき、夏期オープンキャンパスの模様をご紹介致します。
最終回の今回は、学生のプレゼンテーション「在校生による学部紹介」です。
10)在校生による学部紹介
春のオープンキャンパスでもご紹介した、在校生による学部紹介です。
FIRSTを志望した動機や、入学後の大学生活、キャンパスの気に入っているところ、などを説明してくれました。ここでは、話の内容の一部を、文字に起こして紹介したいと思います。
(2年生の高嶺竜太朗君)
『 僕は高校生の時から漠然と医療に興味があり、医学部や薬学部ではないですが、医療分野についても学べるこの学部を受験しました。入学後は、ここの学びの中心であるナノバイオに関して、化学的、生物学的、物理学的な基礎知識を勉強してきました。講義の中でDDS(ドラッグ・デリバリーシステム)の存在を知り、将来は、DDSに関する仕事がしたいと強く思うようになりました。このDDSというのは、病巣への薬を運ぶ仕組みを作る研究分野であり、これにより薬の効果を増加させたり、副作用を抑えたりすることができます。僕は将来、こういった創薬に関わる仕事に就きたいと思い、有機合成などが学べるケミカル系と薬理学などが学べるバイオ系のカリキュラムを中心に履修しています。ここでは、僕のような医療分野をしたいという学生も、ナノテクノロジーを学びたいという学生も、DNAについて学びたいという学生も同じように学べる自由なカリキュラムがあります。今のみなさんはやりたいことがわからなかったり、また、たくさんあったりするかもしれませんが、FIRSTには・・・ 』
(1年生の須賀ゆかりさん)
『 外から地球に見えていたこのオブジェ、じつは中は図書室なんです。まだ新設されて3年目なので本の数はそれほど多くありませんが(ブログ編集者注:現在4000冊で、2年後には8000冊になる予定)、この学部の学びに関するたくさんの専門書が並んでいます。私たちもレポートを作成するときは、参考資料を探したりするためよく訪れます。天井はドーム型で、エアコンの吹き出し口が床にあるというちょっと変わった構造です。図書館内は大変居心地がよく・・・ 』