時の経つのは早いもので、一期生たちももう3年生です。彼ら・彼女ら自身も「時の経つのは早い」と驚いているようです(そう感じるようになったら、立派におじさん・おばさんの仲間入りです)。
さて、その3年生たちは、専門的な実験に取り組みはじめています。週3回×15週にわたって、ひとつの実験テーマに取り組むのです。しかも、教科書や参考書に載っているような既知の内容だけでなく、テーマによっては、まったく未知の事柄に挑戦することもあります。今後、このブログを通して、いくつかのテーマを紹介していきたいと思います。
ただし、未知の事柄にチャレンジするテーマについては、論文発表や学会発表を通じて成果が公表されるまでは、内容の詳細をここに書くことはできません(企業秘密みたいなものですね)。そのため、あまりわかりやすく紹介できないかもしれませんが、ご容赦ください。

画像は、長濱先生指導のバイオ系テーマに取り組む3年生の様子です。一番手前の学生のテーマは「ガン細胞の細胞死を誘導する糖類に関する研究」だとか。自然界にある植物などから、ガンの薬になる可能性のある物質を探し出したり、ガン細胞への作用を調べたりする.....未知のことにチャレンジする面白さがあるだけでなく、社会的意義も大きいやりがいのあるテーマですね! 他の2人のテーマもスゴい!ので、機会があれば詳しく紹介していきたいと思います。
1年生は大学でのはじめての授業ですね。どんな感想をもったかな? 右の画像は、2限目のケミカルサイエンス序論の様子です。FIRSTでは1年次に序論が4つあり、バイオからナノまで幅広い分野の基礎を習得してもらうと同時に、各分野の「おもしろさ」や「社会的意義」を知ってもらい、後期以降、選択科目を選んでいく際の参考にしてもらうことになっています。
が、しかし。特に、今年から始まる3年生の実験科目は、楽しみも不安もとりわけ大きいことと思います。いよいよ、各学生がテーマを選択して「ほかの人とは違う、オリジナルの実験テーマ」に取り組むわけです。これまでは、全員が同じ内容の実験をしてきました。当然、(うまくいけば)全員同じ結果になります。しかし、3年生からは、自分たちがつくったものや発見したことが世界初になるわけです。3年生のうちに学会やシンポジウムで発表する強者が出てきたら嬉しいなあ!