カテゴリー別アーカイブ: 研究

春休みの研究(番外編)

ohashi 春休み中に、研究室でのアルバイトというかたちで、研究活動に携わっている熱心なFIRSTの学生たち。

 困るのは食事です。授業が無い期間、キャンパスには1−2年生がいませんので(教職員や大学院生はいるのですが・・・)カフェテリアが営業していないのです。

 そこで、授業が無い期間中は、周辺のいろいろな研究機関の食堂を利用するのですが、今日は、研究指導の先生が、がんばっているご褒美にと、キャンパスのすぐ近くにある花鳥園(花と鳥のテーマパーク)のレストランに連れて行ってくれたそうです。画像は、食後の休憩中に、人間のオオハシ君が鳥のオオハシに遊んでもらっているところだとか。。。

 気分をリフレッシュさせて、午後の実験もがんばれ!


春休みの研究

 FIRSTの学生は夏休みも春休みも研究をします。というと、高校生の方は「自由研究の宿題?」と思われるかもしれませんが、そうではありません。本当の研究です。

 どういうことかというと、文部科学省から助成金をもらっている研究プロジェクトや、企業との共同研究などに、FIRSTの学生(希望者)が参加してくれるのです。参加する学生にとっても、1,2年生という早い段階から研究経験が積めるし、プロ意識は芽生えるし、バイト料はもらえるし、一石何鳥にもなります。

labwork 画像は実際に研究に取り組んでいる1年生の様子です。大学1年生としては考えられないほど、いろいろな計測機器を使いこなせるようになっています。

 研究成果が、将来、商品化につながればいいですね!


第20回アンチセンスシンポジウム開催

 第20回アンチセンスシンポジウムが、20101223日に甲南大学ポートアイランドキャンパスにて開催され、FIRSTの大学院生も学生2名らが研究発表を行いました。

伊勢田
健太(大学院修士課程2年)
RNase H活性化能の異なるLNAオリゴヌクレオチドの合成およびmicroRNA阻害活性の評価

三村
健太(大学院修士課程2年
ジャンクションポイント近傍の塩基対が制御するRNAスリーウェイジャンクションの形成

 このように自分のキャンパスでシンポジウムがあると、大学院生にとっては良い発表の機会になるのはもちろんですが、学部の1,2年生にとってもシンポジウムの雰囲気を知る良い機会になります(1期生は3年生になったら研究発表してくれるかも知れないなあ)。世話人/事務局を務められた川上先生、長濱先生、それから発表された学生さん
、たいへんお疲れさまでした。

 下の画像はメイン会場になった7階のレクチャーホールです。
アンチセンス2
 学生さんにとっては、受付などの運営に携わるのも貴重な経験です。
アンチセンス


 ちなみに、アンチセンスというのは、細胞内のタンパク質合成のプロセスを制御する「核酸医薬」に関する技術で、ガンをはじめ、さまざまな難治性疾患の治療法として注目されています。


「核酸医薬」についてはこちら(川上研ホームページ)。
http://www.pi.konan-u.ac.jp/kawakami/index.html