中高大連携活動

FIRSTの中高大連携事業に関するポリシー

FIRSTでは、実験・研究を多く取り入れた特徴的なカリキュラムの下、次世代の先端科学を創り出せる人材の育成を目指して教育・研究を行っております。中高大連携事業は、その“接続教育”の一つとして、また、大学が持つ教育、研究に関するノウハウを高等学校の教育現場に還元する社会貢献活動の一つとして位置づけております。

実施する高大連携事業は、例えば、高等学校の理科教員を対象とした実験体験型の研修、実験講義や模擬講義、課題研究のサポート、独立行政法人科学技術振興機構(JST)が実施するサイエンス・リーダーズ・キャンプ(SLC)、サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の実施、連携など、多岐にわたります。各連携事業では、学校の理科教諭とFIRSTの担当教員との打ち合わせをもとに、学校教育や生徒にあわせたプログラムを実施し、生徒の科学や研究開発に関する興味関心の喚起や、科学的思考力や論理的考察力、プレゼンテーション能力の育成などを目的に実施いたします。

高大連携事業はあくまでも“人材育成”や“学校における教育活動のサポート”に重点をおいておりますため、商業目的とする業者経由の依頼はお受けしておりません。

高等学校の理科教員向け実験体験講座

科学技術は日進月歩の早さで進歩、発展しています。昔はなかったような画期的な技術が、生物や化学、物理の教科書に新たに書き加えられることも今は珍しくありません。その際、授業を担当される理科教員にとっては見たこともない技術を講義することに困惑されることも少なくないそうです。また、学習指導要領が変わり、高等学校で研究活動を行う「課題研究」も教科書の単元に導入されました。高等学校の理科教員にとって、それらの新しい技術を知り、授業に活かせる研修の機会は必要であろうと考えられます。

FIRSTでは、学部の施設、設備を活用して平成17年度より継続的に高等学校の理科教員向けの実験講座を実施してきました。本講座は、先端科学に関する参加者の知識向上と、実験に関するスキルアップを目指したものとなっています。

実験講義

FIRSTでは、生物学、化学、物理学やその境界領域である生命化学分野を広く学びます。また、実験・研究を中心とした教育を実施しているため、施設には、主に化学、生物学に関連する様々な実験・研究設備・機器が整っております。これらの施設、設備、機器を利用すれば、有機化学、無機化学、高分子化学、生化学、遺伝子工学、細胞工学といった幅広い分野の実験を行うことができます。

模擬講義

FIRSTの教員が高等学校を訪問して、模擬講義を行うことができます。また、高校生がFIRSTのあるポートアイランドキャンパスを訪問して、キャンパス内で模擬講義を受けることもできます。模擬講義の内容は、大学の難しい研究内容を教えるのではなく、科学や研究のおもしろさを伝えることを第一とし、高等学校の教育内容にフィードバックできるものから、メディアを賑わすような最先端のトピックス、倫理教育やプレゼン法に関する講義まで、ご要望に応じた幅広い内容で行うことができます。

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